クリーブランド・ブラウンズはプレシーズン最終戦で新たに先発に指名したクオーターバック（QB）を試す見込みだ。

現地21日（木）、ヘッドコーチ（HC）ケビン・ステファンスキーは土曜日に臨むロサンゼルス・ラムズとのプレシーズン最終戦にQBジョー・フラッコが出場すると報道陣に明かした。新人QBのディロン・ゲイブリエルとシェドゥーア・サンダースもフラッコに続いてプレーする予定だとステファンスキーHCはつけ加えている。

プレシーズン第3週への対応方法はチームによって異なるが、ステファンスキーHCはケガのリスクを承知の上で、土曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間24日（日）2時】から始まる試合で先発組の準備を整えると同時に、力量を試す機会を設けようとしているようだ。先発組はラムズ戦で20回から25回のプレーに参加する見込みで、ステファンスキーHCは「試合の流れ次第で変わる」と述べている。

フラッコは今週初め、4人の候補のうち3人がケガに苦しむ状況の中で先発の座を勝ち取った。40歳のフラッコだけが最後まで完全に健康な状態で競争を終え、プレシーズンを通じてより多く先発として練習を積んだことが大きな助けとなったことを示した。

サンダース、ゲイブリエル、オフシーズンにトレードで獲得されたケニー・ピケットはいずれもケガに悩まされている。ピケットとゲイブリエルがそれぞれハムストリングの問題を抱えている一方で、サンダースは斜筋を負傷し、カロライナ・パンサーズに勝利した有望なプレシーズンデビューの勢いを維持できなくなった。

サンダースが欠場する中、ゲイブリエルはプレシーズン第2週にチャンスをつかみ、印象的なオープニングタッチダウンドライブをけん引。2つの大きなミスを除けば堅実なパフォーマンスを披露した。

フラッコが先発組と一汗かいた後、サンダースとゲイブリエルはラムズ戦でさらなる成長を目指すだろう。一方、ロースターを53人に絞る期日が迫る中で、ピケットの将来は試合直後に決まる可能性がある。

【RA】