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コマンダースが2026年ドラフト6巡目指名権と引き換えにRBロビンソンJr.を49ersにトレード

2025年08月23日(土) 08:40

ワシントン・コマンダースのブライアン・ロビンソンJr.【AP Photo/Mark Schiefelbein】

サンフランシスコ・49ersがトレードを通じてバックフィールドを強化している。

現地22日(金)、ワシントン・コマンダースが2026年ドラフト6巡目指名権と引き換えに、ランニングバック(RB)ブライアン・ロビンソンJr.を49ersにトレードすると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、マイク・ガラフォロ、トム・ペリセロが報じた。

ラポポートによると、コマンダースはかつてドラフト3巡目で指名したロビンソンJr.の新人契約の最終年に支払う予定だった125万ドル(約1億8,358万円)を負担することに合意したという。

コマンダースがトレードを検討する中、ロビンソンJr.がプレシーズン第2週に欠場したことから、今回の退団は予想されていた。試合を終えた数日後、コマンダースはスターRBクリスチャン・マカフリーの控えとして力強いランニングバックを必要としていた49ersという最適な相手を見つけている。

ロビンソンJr.のNFLでの歩みは、ルーキーシーズン開幕直前に起きた衝撃的な出来事から始まった。アラバマ大学出身のロビンソンJr.はワシントンD.C.で強盗に遭い、膝と臀部に銃弾を受けた。幸いにも命に関わる重傷は避けられ、1カ月後にはフィールドに戻り、2022年シーズン第5週にデビューを果たしている。

それ以降、ロビンソンJr.は3シーズンで通算2,329ヤード、タッチダウン15回を記録してきたが、今夏はチームの構想から外れたように見え、金曜日のトレードにつながった。今後は環境を変え、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハン率いるラン重視のオフェンスで新たな機会を得る。シャナハンHCのスキームは過去に、予想外の活躍を見せた選手を多く輩出しており、ロビンソンJr.はマカフリーの代役を務める機会と、ゴール前での得点チャンスをつかむだろう。

コマンダースと49ersは2025年に2度目のトレードを成立させたことになる。49ersは春にベテランワイドレシーバー(WR)ディーボ・サミュエルをコマンダースにトレードし、見返りとして2025年ドラフト5巡目指名権を獲得。それを用いてオレゴン大学出身のRBジョーダン・ジェームズを指名した。

【RA】