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パッカーズHCラフルアーがWRドゥブス放出の可能性を否定、「そんなことは起こらない」

2025年08月23日(土) 09:21

グリーンベイ・パッカーズのロミオ・ドゥブス 【AP Photo/Zach Bolinger】

多くのチームと同様に、グリーンベイ・パッカーズも現地26日(火)の期限までにロースターを53人に絞る中で難しい決断を迫られている。

ワイドレシーバー(WR)陣は全員が健康な状態とは言えない状況だが、カットされる選手が出てくる可能性はある。ただし、ロミオ・ドゥブスをカット候補リストに入れるのはやめておこう。

パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは今週、『FanDuel TV(ファンデュエルTV)』のケイ・アダムスに「彼がどこかに行くようなことがあれば本当に驚くよ」と語り、こう続けた。

「いや、そんなことは起こらない。ロームは競争心を持って取り組み、私たちが求めていることをすべてやってくれているからだ。言うまでもなく、数多くの試合に出て高いレベルでプレーしてきた。彼は素晴らしいチームメイトであり、毎日フィールドで頼りにできる存在だ」

レギュラーシーズン開幕が近づく中、ドゥブスはジェイデン・リードとドラフト1巡目指名を受けた新人のマシュー・ゴールデンと共に、パッカーズのトップ3レシーバーの一角を占めている。ゴールデンの加入は、チームが長らくオフェンスの要となる選手に高順位指名権を使用してこなかったことに不満を抱いていた多くのパッカーズファンにとって、待ち望んでいたものだった。ただしゴールデンは、2024年レギュラーシーズン最終週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して今も復帰を目指している最中のクリスチャン・ワトソンの代役として、より重い責任を負ってフィールドに立つことになる。

そうした状況に加え、リードや他のレシーバーがケガを抱えていることもあり、パッカーズ攻撃陣におけるドゥブスの役割は一層重要になっている。ドゥブスはまだ1シーズンで700ヤード以上を獲得したことがないが、それを達成する時が来るとすれば、2025年シーズンなのかもしれない。

その点を明確に意識した上で、ラフルアーHCはパッカーズがドゥブスを放出する可能性を否定しており、それは当然の判断だと言える。パッカーズが激戦区のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区で競い合うには、できる限り多くの武器が必要だからだ。

【RA】