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ドラ1のタイタンズQBウォードがプレシーズン最終戦でタッチダウンドライブを演出

2025年08月23日(土) 12:05

テネシー・タイタンズのキャメロン・ウォード【AP Photo/George Walker IV, File】

テネシー・タイタンズのクオーターバック(QB)キャメロン・ウォードが現地22日(金)夜に行われたミネソタ・バイキングスとのプレシーズン最終戦で、13プレー、90ヤードの見事なタッチダウンドライブを演出した。

そのシリーズはランニングバック(RB)ジュリアス・チェスナットの1ヤードのタッチダウンランで締めくくられている。ウォードが司令塔としてタイタンズを得点に導いたのは、プレシーズン初戦のタンパベイ・バッカニアーズ戦以来のことであり、ウォードが出場した7回のドライブの中では2回目の得点となった。

ウォードとタイタンズの先発陣はプレシーズンを通じて得点に苦戦してきたが、ウォードが最後に出場したドライブでパス2回中2回を成功させて30ヤードを獲得したのは印象的だったと言えよう。ウォードは最後にWRエリック・アヨマノールに6ヤードの見事なサイドアームパスを通し、敵陣1ヤード地点まで到達した。

マイアミ大学出身のウォードはバイキングス戦でパス4回中3回を成功させて36ヤードを記録。先発したプレシーズンでの3試合では通算でパス19回中10回成功、145ヤードを記録してきたが、タッチダウンもインターセプトも0回であり、金曜日の試合では1回のサックを喫した。また、タイタンズの1番手ワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーと1番手ランニングバック(RB)トニー・ポラードが直近の2試合に出場していない点にも注目すべきだろう。

ウォードは3試合を通じて強肩を披露し、オフェンシブラインからもしっかりと守られていたが、レシーバー陣のミスでチャンスを逃す場面もあった。とはいえ、全体的に見ると、ドラフト全体1位指名を受けたウォードは明らかにまだ成長途上であり、タイタンズの攻撃陣全体も同様だ。

タッチダウンドライブを演出したとはいえ、ウォードが金曜日に相手にしたのはバイキングスの控え選手たちであり、最初のドライブではスリーアンドアウトに抑えられている。

それでも、急成長中のドラフト1巡目指名選手と、3勝14敗で終えた2024年シーズンからの巻き返しを目指すタイタンズにとって、金曜日のパフォーマンスは今後につながる前向きな材料となった。

タイタンズはシーズン第1週に敵地で臨むデンバー・ブロンコス戦でウォード時代の幕開けを迎える。

【RA】