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スティーラーズのドラ1、DTデリック・ハーモンが膝の捻挫で週毎の経過観察

2025年08月24日(日) 20:41

ピッツバーグ・スティーラーズのデリック・ハーモン【Logan Bowles via AP】

ピッツバーグ・スティーラーズの新人ディフェンシブタックル(DT)デリック・ハーモンはNFL入りして初めて迎えたプレシーズンが、カロライナ・パンサーズ戦の第2クオーター序盤に右膝が不自然に曲がった瞬間に終了したことを悟っていた。

2025年NFLドラフト全体21位指名でスティーラーズに加入したハーモンは現地21日(木)夜の試合中にカートに乗せられてフィールドをあとにしており、レギュラーシーズンさえも危ういことを恐れていた。

幸いにも、結果的にはその恐れは軽減されている。

22歳のハーモンは今にも涙がこぼれそうなほど不安な様子を見せていたが、MRI検査の結果、右膝の捻挫と診断された。ヘッドコーチ(HC)を務めるマイク・トムリンは「週毎の経過観察」と説明し、故障者リストに入れるかどうかは言及を避けたものの、現時点でチーム内でそのような議論はしていないと明かした。

その答えからすると、ハーモンが9月中に復帰する可能性はありそうだ。

ハーモンは23日、「ヤバいかと思ったけど、そこまで重症ではなかった。ただ、トレーニングルームでリハビリしないといけない。だから、今はフィールドに戻るためにもリハビリに集中する」とコメントしている。

ハーモンによれば、最初に右膝を痛めたのはその前、パンサーズのランニングバック(RB)ラヒーム・ブラックシアが1ヤードを稼いだプレーだったという。その次のスナップで初動のブロックをかわした後、パンサーズのライトタックル(RT)であるブランドン・ウォルトンと接触した際に右足が一瞬、引っかかる形で膝をひねったとのこと。

ハーモンは最悪の事態も覚悟していたと言うが、ロッカールームからスティーラーズのサイドラインに戻ったときには表情は明るくなっていた。

「チームメイトのそばに行ったら、みんなが励ましてくれたんだ。おかげであんなふうに笑えていられた。“きっと大丈夫”と行ってくれたおかげで、気持ちがすごく楽になった」と明かしたハーモン。

トレーニングキャンプ中に印象的なパフォーマンスを披露していたハーモンはプレシーズン第2週のタンパベイ・バッカニアーズ戦でサックを記録、今季開幕戦となる9月7日(日)【日本時間8日(月)】に対峙するニューヨーク・ジェッツとの試合でNFL初先発の可能性もあった。

ハーモンは「正直、悔しい。最後のプレシーズンの試合だったしね。レギュラーシーズンでハイレベルな戦いをするのを楽しみにしていたんだ。最悪だけど、これもこの競技の一部だからしょうがないよね」とも話している。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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