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【2016年第12週】ペイトリオッツがジェッツとの接戦を制す

2016年11月28日(月) 11:02


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Julio Cortez】

現地27日(日)、ニューイングランド・ペイトリオッツは敵地メットライフ・スタジアムで対戦したニューヨーク・ジェッツを22対17で下した。先発クオーターバック(QB)トム・ブレイディが286ヤードのパスを投げて2タッチダウンを記録するなどのパフォーマンスを発揮し、チームの勝利に貢献している。ブレイディはポストシーズンを含めてキャリア通算200勝目を飾り、ペイトン・マニングに並んでNFL史上最高タイにつけた。

第1クオーターで先制したのはジェッツだ。キッカー(K)ニック・フォークが51ヤードのフィールドゴールを決めている。そこからは両チームともリズムをつかみ切れずに時間が過ぎ、同クオーター終盤になってようやくジェッツがレッドゾーンに攻め入り、第2クオーター開始早々にQBライアン・フィッツパトリックからワイドレシーバー(WR)ブランドン・マーシャルにパスが通ってタッチダウン。まだ得点できていないペイトリオッツに10点差をつけた。

フィールドゴールを返したペイトリオッツはその後、ジェッツQBフィッツパトリックのパスを受け取ったWRロビー・アンダーソンからコーナーバック(CB)マルコム・バトラーがファンブルを誘い、自らリカバーした。このチャンスをきっちりと生かして敵陣に攻め込んでいったペイトリオッツはレッドゾーンからのプレーでブレイディがファンブルしてしまったものの、すぐにボールを拾うとWRマルコム・ミッチェルに向かってパス、タッチダウンを決めて試合を振り出しに戻す。

後半を迎えてフィールドゴールを成功させたペイトリオッツが3点をリード。ここではジェッツのオフェンス陣に得点を与えず、最後のクオーターに突入した。ジェッツQBフィッツパトリックがWRクインシー・エヌンワに出したパスが当初はインコンプリートの判定を受けるも、チャレンジの結果、パスが認められ、22ヤードのタッチダウンで逆転に成功する。しかし、すぐさまペイトリオッツもフィールドゴールを返し、試合時間残り2分でブレイディが放った8ヤードのパスをWRミッチェルがタッチダウンして再びリードを奪っている。ペイトリオッツは2ポイントコンバージョンに挑み、いったんは成功かと思われたが、リプレーの検証により判定が覆って失敗に終わった。それでもペイトリオッツは5点差を守りきって試合終了を迎えた。

ペイトリオッツQBブレイディはパス50回中30回を決めて286ヤード、2タッチダウン、インターセプトはない。これでキャリア通算6万0,299ヤードとしたブレイディは6万ヤードを達成した5人目のプレーヤーとなった。

ジェッツQbフィッツパトリックは32回中22回のパスを成功、269ヤード、2タッチダウンをマークしている。