クオーターバック（QB）ヘンドン・フッカーのデトロイト・ライオンズでの時間は終わった。

ライオンズが2023年ドラフト3巡目で指名したフッカーを放出すると、『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが報じている。

フッカーはプレシーズンにバックアップQBの座をカイル・アレンに奪われた。アレンはプレシーズンでの4試合でフッカーを上回るパフォーマンスを見せ、準備期間を終えた時点で明らかにより適した選択肢であることを示している。ライオンズのヘッドコーチ（HC）ダン・キャンベルは先日、フッカーには環境の変化が必要だと感じていると報道陣に語っており、月曜日にはその予想が現実のものとなった。

テネシー大学での最終シーズンにSEC（サウスイースタン・カンファレンス）オフェンス部門最優秀選手賞を獲得したフッカーは、大きなポテンシャルを秘めてライオンズでのキャリアを開始。しかし、膝のケガによってプロレベルへの順応が妨げられ、ルーキーシーズンのほとんどを棒に振ることになった。長期的な視点で育成する候補と見なされていたフッカーは、昨季に3試合に出場したものの、いずれも勝敗が決まった状態での出番であり、記録はパス9回中6回成功、62ヤードにとどまっている。

フッカーは今週、新しい環境を探すことを目指してフリーエージェント（FA）となる。

【RA】