契約交渉の難航を受けてWRマイヤースがトレード要求、レイダースにトレードの意向はなし
2025年08月26日(火) 12:06
ラスベガス・レイダースの主力ワイドレシーバー(WR)がチームから離れることを希望している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロによると、新契約の交渉がまとまらないことを受け、WRジャコビ・マイヤースが最近、レイダース幹部と面談してトレードを要求したという。
しかし、レイダースはマイヤースの要求に応じないつもりであり、その理由としてマイヤースがオフェンスで発揮している価値を挙げているとラポポートとペリセロはつけ加えている。
マイヤースは2024年シーズンに3人の異なるクオーターバック(QB)とプレーする中でキャリア最高の成績を残し、キャッチ87回で1,027ヤード、タッチダウン4回を記録した。マイヤースはレイダースのWRポジションで依然として最も信頼できる選択肢となっている。特に、ドラフト2巡目で指名されたジャック・ベックがプレシーズンでレシーバーの上位3人に入れず、結果として4巡目指名されたドンテ・ソーントンJr.がその座を奪う余地が生まれた状況では、そうだと言えよう。
レイダースは月曜日、ベテランWRアマリ・クーパーと1年契約を結び、WR陣のさらなる強化を図った。
マイヤースが自身の価値を最大限に生かすなら、今がそのチャンスだ。
今季に契約最終年を迎えるマイヤースは1,076万ドル(約15億8,805万円)――ニューヨーク・ジャイアンツのダリウス・スレイトンやバッファロー・ビルズのジョシュ・パーマー、ロサンゼルス・ラムズのトゥトゥ・アトウェルと同水準――を受け取ることになっている。昇給を伴う契約延長が成立すれば問題は解決しそうだ。ベテランクオーターバック(QB)ジーノ・スミスを新たに迎えたレイダース攻撃陣におけるマイヤースの役割を踏まえると、昇給は妥当だと言えよう。
契約延長が実現しなければ、マイヤースは獲得に興味を示してくれるチームでプレーしたいと考えている。レイダースがマイヤースの希望に応えるかどうかはいずれ明らかになるだろう。
【RA】