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ペイトリオッツが2022年ドラフト1巡目指名のコール・ストレンジを放出

2025年08月27日(水) 09:05

ニューイングランド・ペイトリオッツのコール・ストレンジ 【AP Photo/Abbie Parr】

かつては高い注目を集めた1巡目指名選手のコール・ストレンジが、新人契約の終わりを待たずにフリーエージェントになろうとしている。

2022年NFLドラフトの全体29位で指名されたガード(G)のストレンジは、現地26日(火)に、3シーズンを過ごしたニューイングランド・ペイトリオッツからウェイバーにかけられた。

ビル・ベリチック王朝の最後から2年目に、周囲から疑問の持たれる指名を受けたストレンジ。ペイトリオッツのヘッドコーチとして最初のシーズンを迎えるマイク・ブラベルの下では、チームの要員とはならなかった。

木曜日に実施されるペイトリオッツのプレシーズン最終戦を前に、ストレンジは非公式なデプスチャートで先発レフトガード(LG)にリストアップされていた。その座に就いたのは、3巡目指名を受けた新人のジャレッド・ウィルソンだ。

2022年のドラフトでベリチックによってベリチックによって抜擢(ばってき)されるまで、テネシー州チャタヌーガ出身のストレンジは、育成を見据えた2日目の指名が濃厚だとみられていた。

新人時代に全17試合で先発したストレンジは『PFF』 の総合グレードで54.6をマーク。その後は過去2シーズンで13試合(先発12試合)にしか出場していない。これまでに負傷に見舞われており、最も知られたところでは膝蓋腱断裂を抱えている。期待に届かないプレーが、リリースへとつながった。

27歳のストレンジはトータル30試合、先発29試合に出場。ガードとセンター(C)をプレーしていた。1巡目指名という経歴と経験から、実力を証明するための2度目のチャンスを得る可能性は高いだろう。しかし、ベリチックがドラフトで残した最後のサプライズは、ペイトリオッツで成功をつかむことはできなかった。

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