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ジェッツ戦は「17試合のうちの1試合に過ぎない」とスティーラーズQBロジャース

2025年08月27日(水) 13:42

ピッツバーグ・スティーラーズのアーロン・ロジャース 【Logan Bowles via AP】

ピッツバーグ・スティーラーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースはシーズン第1週にニューヨーク・ジェッツ戦に臨み、早い段階でかつて所属していたチームと再会を果たすことになる。

現地25日(月)、ロジャースはアダム・シェインがホストを務める『Mad Dog Sports Radio(マッド・ドッグ・スポーツ・ラジオ)』に出演し、開幕早々ジェッツと対戦することについてどう感じるかと尋ねられた。

「世間の反応とは程遠いと思う」とロジャースは話している。

「あちらではコーチングスタッフも選手も大きく変わった。もちろん、交友関係はあるけど、17試合のうちの1試合に過ぎないし、その日曜日の東部時間5時になれば、次の試合に集中するだけだ。つまり、そういうものでしかない」

シーズン第1週にかつて所属していたチームと対戦するクオーターバックはロジャースだけではない。2024年にスティーラーズで6試合に先発出場したQBジャスティン・フィールズは、新たに加入したジェッツで先発を務めることになっている。今後数週間のうちに、フィールズも同様の心境を語ることになるだろう。

ニューヨークで2年間を過ごしたロジャースは、長年続いたQBの交代劇をようやく終わらせる存在として期待されていたが、2023年にわずか4スナップでアキレス腱(けん)を断裂。2024年シーズンは効率が悪くアンバランスなオフェンスを率いることとなり、思うように成果をあげられず、5勝12敗でシーズンを終えた。

ジェッツは今オフシーズンにロジャースを放出。ロジャース本人は新幹部の放出にまつわる対応に「ショック」を受けたと話している。

シェインはロジャースに、14年連続でポストシーズン進出を逃しているジェッツを応援するファンにどのようなメッセージを伝えるかと質問した。

ロジャースは「まあ、あそこで過ごした時間を本当に大切にしていたし、俺もできる限りの力を注ぎ込んでいた」と語り、こう続けている。

「本気であそこで勝ちたかったし、本当にそう思っていた。特別な瞬間にはものすごく感謝している。数は多くなかったけど、一番クールだった瞬間の1つは、残念ながら4プレー後にすべて失われてしまったけど、フィールドに駆け出したあの瞬間だった。あれは特別な夜だったよ。すぐに終わってしまったけど、永遠に特別な思い出として残ると思う。あそこで違う結末になってほしかったのは間違いないけど、持てる力のすべてを注いだ。アキレス腱を断裂しながらも練習に復帰するために必死に取り組み、みんなを鼓舞して復帰を目指していた。たくさんの力を注いだから、うまくいかなかったのは残念だけど、あそこで経験したいくつかの特別な瞬間には感謝している」

現在のジェッツは新加入のQBフィールズと新ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンの下で、ようやく順調に事が進むことを願っている。

【RA】