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スティーラーズとRBウォーレンが2027年シーズンまでの契約延長に合意

2025年09月02日(火) 08:32

ピッツバーグ・スティーラーズのジェイレン・ウォーレン【AP Photo/Gene J. Puskar】

ジェイレン・ウォーレンがピッツバーグ・スティーラーズの主力ランニングバック(RB)として2025年シーズン開幕前に契約延長を実現させた。

現地1日(月)、ウォーレンとスティーラーズが2年の契約延長に合意したとウォーレンの代理人が発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロによれば、ウォーレンは契約延長によって今後3年間で1,750万ドル(約25億7,373万円)、今シーズンに700万ドル(約10億2,951万円)以上を受け取り、1,200万ドル(約17億6,487万円)が保証されるという。

その後、スティーラーズは契約延長について正式に発表した。

2022年にドラフト外フリーエージェントとしてスティーラーズに加入したウォーレンは、1年535万ドル(約7億8,684万円)の制限付きフリーエージェントテンダーでシーズンを迎えることになっていた。しかし、今回の契約で大幅な昇給を得て、2027年まで契約を結んだ状態となっている。

スティーラーズでの3シーズンで、ウォーレンはナージー・ハリスの控えとしてリズムを変える役割を担ってきた。ウォーレンはキャリアで一度も先発出場していないにもかかわらず、ビッグプレーを生み出す能力を示しており、『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、2022年以降にキャリー300回以上を記録したランニングバックの中で6番目に多いキャリー平均ヤード(4.8ヤード)を記録しているとのこと。

ウォーレンは爆発力を持つ選手として、サイドに展開し、ライン際でディフェンシブバック(DB)を抜き去る能力を持っている。インサイドでのランに適した体格ではないものの、決して不得意というわけではない。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、ウォーレンは2024年にタックルミスを30回誘発し、接触後もキャリー平均3.2ヤードを獲得したという。

ハリスがロサンゼルス・チャージャーズに移籍したことで、ウォーレンはスティーラーズで先発の座を引き継ぐことになった。新人のケイレブ・ジョンソンやベテランのケニス・ゲインウェルと出場機会を分け合う可能性は高いものの、ウォーレンはシーズン開幕時点でスティーラーズの明確なRB1となるはずだ。契約延長はその計画を裏付けるものとなっている。

【RA】