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ビルズがWRゲイブ・デービスと練習生として契約へ

2025年09月03日(水) 08:28

ジャクソンビル・ジャガーズのゲイブ・デービス 【Logan Bowles via AP】

バッファロー・ビルズが現地7日(日)に控えるレギュラーシーズン初戦を前に、またしてもかつてチームで人気を博していた選手を呼び戻している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが火曜日、ビルズがベテランワイドレシーバー(WR)ゲイブ・デービスと練習生として契約すると報じた。

昨年11月にシーズン終了を意味する半月板のケガに見舞われたデービスは、現在も復帰に向けて取り組んでいるところだ。その影響で、ジャクソンビル・ジャガーズは2024年3月に3年3,900万ドル(約57億9,090万円)の契約を結んでからわずか1年でデービスを放出。デービスはビルズの練習生となることでリハビリを完了する時間を確保し、最終的にチームのアクティブロースターに昇格することを目指す。

ドラフト4巡目指名を受けたUCF(セントラルフロリダ大学)出身のデービスは、2020年にビルズでキャリアをスタートさせ、すぐに空中攻撃における生産性の高いセカンドオプションとしての実力を証明した。デービスは4シーズンでキャッチ185回、3,204ヤード、タッチダウン33回(プレーオフを含む)を記録し、2024年に新契約と昇給を勝ち取った。

レギュラーシーズンとポストシーズンの両方で数々のビッグプレーを披露してビルズファンの心をつかんだデービス。中でも伝説的なのは、キャッチ8回、201ヤード、タッチダウン4回を記録した2021年シーズンAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドのカンザスシティ・チーフス戦だろう。それは、試合時間残り13秒で同点に追いつかれて延長戦にもつれ込んだ後に敗れたことから、ファンの間では“13秒”ゲームとして知られている試合だ。ビルズのWR陣はデービスが最後に在籍していた2023年と比べて少し様変わりしているが、スーパーボウル制覇という野望は依然として健在だ。

【RA】