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レイブンズHCハーボーがQBジャクソンを擁護、ビルズ戦でトラブルを起こしたファンは入場禁止に

2025年09月09日(火) 12:21

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン 【AP Photo/Adrian Kraus】

ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンがバッファロー・ビルズとのシーズン初戦でファンとトラブルになった件について、ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは自身の立場を明確にした。

現地7日(日)、レイブンズがビルズに41対40で敗れた試合の第3クオーターで、ジャクソンがワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスにタッチダウンパスを通した後、複数のレイブンズ選手がエンドゾーンのすみでプレーの成功を祝った。その際、ファンが手を伸ばしてホプキンスのヘルメットを軽く押し、続いてジャクソンにも同様の行動を取っている。ジャクソンはそのファンの胸に両手を当てて押し返した。

そのファンはスタジアムの警備員によって退場させられ、無期限で入場禁止となった。

ジャクソンは後に感情に流されてしまったと語ったが、ハーボーHCは無理もない行動だったと述べている。

「選手同士で祝い合ってほしいと思っている。それが全体的な考えだ。スタンドの近くでそうしたらファンに襲われるなんて知らなかった」とハーボーHCはコメントした。

また、ハーボーHCは「タッチダウンを決めた選手が凍った水のボトルを投げつけられるのも良くないと思う」とつけ加えている。これはおそらく、ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーがタッチダウンを決めてレイブンズが40対25とリードを広げた際に、彼の方向に飛んできた物体を指しているのだろう。

ジャクソンの件についてリーグから何の連絡も受けていないと明かしたハーボーHCは、次のように語った。

「あの瞬間にうちのメンバーがどう反応するかは誰にも分からない。何らかの反応をするだろうし、自分たちの身を守ることを考えると思う」


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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