ジェッツがスティーラーズ戦で致命的なファンブルを喫したKRギプソンを放出
2025年09月11日(木) 09:04
ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンは選手たちに期待する基準を示している。
ジェッツが現地10日(水)にキックリターナー(KR)ゼイビア・ギプソンを放出すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。
第一報を伝えたのは『The New York Post(ニューヨーク・ポスト)』のブライアン・コステロだ。
グレンHCは報道後にギプソンの放出を正式に発表し、付随する動きとしてワイドレシーバー(WR)/KRアイザイア・ウィリアムズと契約したことも明らかにした。
今回の動きは、ギプソンがシーズン第1週に32対34で敗れたピッツバーグ・スティーラーズ戦で痛恨のファンブルを犯したことを受けて決まっている。ギプソンは第4クオーターにボールを地面に落とした。スティーラーズはその2プレー後にエンドゾーンに到達し、最初の3クオーターの大半で優位に立っていたジェッツからリードを奪った。
試合に敗れた後、グレンHCはそのファンブルを試合の転換点と呼び、そうしたミスは許されないとコメント。水曜日、就任1年目のグレンHCはその考えを実際の行動で示した。
グレンHCは水曜日に「今回の判断は性急に下されたものではない」と述べ、こう続けている。
「決して1つの出来事に基づいて決まったことではない。話はここまでにしておく」
「ゼイビアは本当に優秀な選手で、今後もこのリーグでプレーするはずだ。だが、別の方向に進む時が来たと感じた」
2023年にドラフト外フリーエージェントとしてNFL入りしたギプソンは、バッファロー・ビルズとのシーズン初戦のオーバータイムにパントリターンタッチダウンを決めて勝利に貢献し、一躍脚光を浴びた。ジェッツでの35試合で、ギプソンは68回のパントリターンで604ヤード、タッチダウン1回、44回のキックリターンで1,142ヤードを記録している。
スティーラーズ戦最後のキックオフは新人WRアリアン・スミスが担当した。キーン・ヌワングウーがハムストリングを負傷していることから、スミスは新たに加入したウィリアムズと共にその役割を継続するだろう。キックチームおよびパントチームの他の選択肢としては、アイザイア・デイビスやジャマール・プリチェット(練習生)が挙げられる。
【RA】