コルツ戦敗北後の選手ミーティングを「集中力を保つため」と説明するドルフィンズLBブルックス
2025年09月12日(金) 11:08
選手だけのミーティングが良い兆候であることはほとんどない。NFLのシーズン第1週を終えたばかりのタイミングで開かれるなど、前代未聞と言っていい。
それでも、マイアミ・ドルフィンズはインディアナポリス・コルツに33対8で大敗を喫したことを受けて、動かざるを得なかった。
ドルフィンズのキャプテン6人のうちの1人であるラインバッカー(LB)ジョーディン・ブルックスは、選手だけのミーティングを開いた理由をチームの公式サイトで次のように説明している。
「集中力を保つためだ。第1週のような負け方をすれば、気持ちが沈むこともある。外野の雑音。周りの人やファン、家族にもいろいろと言われる。だからこそ、みんなの気持ちがひとつになっていることを確認する必要があった」
この敗戦を受けて、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルには厳しい視線が向けられ、ドルフィンズが開幕戦でこれほど不甲斐ないパフォーマンスを見せた理由について説明を求められる場面があった。
「選手たちは開幕週特有の浮ついた雰囲気に呑まれてしまい、その結果、厳しい現実を突きつけられた」とマクダニエルHCは試合後に応じている。
「われわれはまだ若いチームで、成長の過程にある。NFLとはそういう場所で、時に厳しい教訓を与えてくるものだ」
選手だけのミーティングというと反乱のように捉えられがちだが、ドルフィンズの選手たちは自信を失う前に一丸となる必要があっただけだとブルックスは言う。
「ああいう負け方をすると、簡単に気持ちが折れてしまう。自分や他人を疑い始めることもある。だからこそ、全員でもう一度気持ちを引き締める必要があった。信じる気持ちを失わないように」とブルックスは述べている。
「信じる気持ちを失ったら、何も残らない。だから、全員が気持ちを切り替えて、ここからより強くなっていかないといけない」
ディフェンシブエンド(DE)チョップ・ロビンソンは、今週のチームは前向きな姿勢で臨めていると自信を示した。
「チームの状態はいい。全員が集中している」とロビンソンは語った。
「全員が一体となっていて、コミュニケーションも取れている。いい感じだ。みんな過去のことは忘れて前に進もうとしているし、確実に先週よりも良くなろうとしている」
ドルフィンズはその巻き返しを、ハードロック・スタジアムで行われる現地14日(日)の試合から始めようとしている。対戦相手は開幕戦を落として0勝1敗のニューイングランド・ペイトリオッツだ。
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