レイブンズ戦を前にブラウンズSデルピットが強気発言、RBヘンリーを止めるのは「難しくない」
2025年09月12日(金) 13:10
昨シーズンは口で言うほどの結果が伴わなかったクリーブランド・ブラウンズだが、シーズン第2週のボルティモア・レイブンズ戦を前に言葉を選ぶ様子はなかった。
現地10日(水)に口火を切ったのはワイドレシーバー(WR)ジェリー・ジューディ。レイブンズのセカンダリーがブラウンズにとってどれほど脅威になるかと問われると、「まったく問題ない」と一言で言い切った。その翌日、開幕戦で169ヤードとタッチダウン2回を記録したパワフルなランニングバック(RB)デリック・ヘンリーについて、タックルするのは難しいかと問われたセーフティ(S)グラント・デルピットの口からも強気な発言が飛び出した。
「難しくない」とデルピットは笑みを浮かべながら答えている。
「俺たちはフットボールをやっているんだぜ。タックルありのフットボールだ。誰かがボールを持っているなら、倒すしかないだろ」
デルピットとブラウンズには、1年にわたってヘンリーやレイブンズのオフェンスと対戦してきた経験がある。チームの公式SNSアカウントもすぐさま反応し、昨年の第8週の試合でデルピットがヘンリーにショルダータックルを決めて倒した場面を切り取った動画を投稿した。その試合でヘンリーは11回のキャリーで73ヤードとラッシングタッチダウンを記録したが、レイブンズは29対24でブラウンズに敗れている。
「GDは常にタックルを狙っている」
https://t.co/V0VRR9TwJS pic.twitter.com/i1KOeCZAnr
— Cleveland Browns (@Browns) September 11, 2025
もちろん、どれだけ発言が簡潔であろうと、大口を叩いたからには日曜日にその言葉を結果で裏付ける必要がある。昨シーズンNFLで最も得点力の高かったレイブンズのオフェンスを抑えるのは、どのチームのディフェンスにとっても容易ではない。それでも、敵地ボルティモアに乗り込むブラウンズは、そのチャレンジを前向きに受け入れているようだ。
自信の根拠もある。接戦で敗れはしたものの、ブラウンズは開幕戦でシンシナティ・ベンガルズの強力なオフェンスを封じ込めた。試合を通して許したヤードはわずか141、後半に限れば7ヤードしか与えていない。
17対16で落とした一戦ではあったが、そのディフェンスの出来が今のブラウンズを支える評価の柱であり、彼らが胸を張っている唯一の理由だ。今週の彼らの発言からも、それが十分な自信につながっていることは明らかだろう。
その自信が、日曜日の60分を終えたあとも揺るがずにいられるかは要注目だ。
【R】