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落球続きのシーズン初戦を経て「基本に立ち返る」とカウボーイズWRラム

2025年09月13日(土) 09:56

ダラス・カウボーイズのシーディー・ラム【Aaron M. Sprecher via AP】

先週に“ひどい落球”に悩まされたワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムは、二度と同じことを繰り返さないと誓っている。

『ESPN』によると、ラムは現地11日(木)に「週末は本当に休む間がなかった」と語り、こう続けたという。

「やっぱり、それが自分というコンペティターとしての姿であり、ゲームに真摯に向き合う姿勢だ。誠実に、全力を尽くすということに関してね。俺はこのゲームやこのチームを愛しているし、一緒に戦う仲間たちのことが大好きだからな。俺としては自分の責任を果たし、仲間たちのためにやり抜くだけさ」

『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス/PFF)』によると、ラムはフィラデルフィア・イーグルスに敗れたシーズン初戦で4回の落球を喫したという。これは、PFFが単一試合で数えた落球数として、2021年シーズン第3週にランニングバック(RB)ナージー・ハリスが5回を記録して以降、最多の数字だった。また、ワイドレシーバーの1試合あたりの落球数としては、2020年シーズン第16週にジェリー・ジューディが5回を記録して以来、最多となった。

試合に敗れた後、ラムはオフの日にもチーム施設に足を運び、JUGSマシン(投球マシン)での練習に取り組んだ。

「あれがバズるなんて思っていなかった。正直、ネットのためにやったわけじゃない」とラムは話している。

「だから誰も施設にいない日に来たのに、カメラで撮られたんだ。カメラがあることすら知らなかった。撮ってくれた人には感謝だ。俺としては、基本に立ち返るだけさ。現状も、何をすべきかも分かっている。繰り返しになるけど、あれは1戦目だし、俺たちにはあと16試合ある」

ラムはイーグルス戦で落球を喫したものの、チーム最多となるキャッチ7回、110ヤードを記録。30ヤードで次点となったWRジョージ・ピケンズに80ヤードもの差をつけた。

「そういう状況では、誰よりも自分がやりたい。一度はうまくいかなかったけど、ここからはまだ分からない」とラムはコメントしている。

もしラムが第4クオーターで2回のキャッチに失敗していなければ、カウボーイズはスーパーボウル王者を相手に大金星を挙げられていたかもしれず、日曜日のニューヨーク・ジャイアンツ戦に向けてカウボーイズに関する論調はまったく違ったものになっていただろう。

一方、ラムのミスを気にかけていないクオーターバック(QB)ダック・プレスコットは次のように語った。

「今日はベストな日じゃなかった。シーディーにとってもベストな日じゃなかった。仕方がない。そういうこともある。俺にだってそういう日はあったし、誰にだってあるさ。(ラムへの)信頼を失うことはない。だから心配するな。今まで通り取り組んでいけば、必ず挽回できる。何度でもな」

カウボーイズは現地14日(日)、同じく1敗のジャイアンツを相手に2連敗を回避すること目指す。カウボーイズが最後に開幕から2連敗を喫したのは、ウェイド・フィリップスがヘッドコーチ(HC)を務めていた2010年シーズンのことだ。

【RA】