バイキングスQBマッカーシー、ハイアンクルスプレインでベンガルズ戦出場は見込み薄
2025年09月16日(火) 09:26
ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)J.J.マッカーシーがキャリア2年目の2試合目にして、またもやケガに見舞われた。
現地15日(月)、ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルはマッカーシーが日曜夜に22対6で敗れたアトランタ・ファルコンズ戦を終えた後に足首の捻挫で痛みを訴えており、シーズン第3週の9月21日(日)に予定されているシンシナティ・ベンガルズ戦に出場する可能性は低いと発表した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロによると、マッカーシーはハイアンクルスプレインに見舞われ、週毎の経過観察とされているという。
マッカーシーの欠場が見込まれる中、ベンガルズ戦ではベテランのカーソン・ウェンツが先発を務める見通しだ。
オコンネルHCは月曜日に、マッカーシーの欠場はパフォーマンスによるものではなく、“純粋に”足首のケガによるものだとつけ加えている。
ウェンツはNFLキャリアで6つのチームに所属してきた選手だ。昨季はカンザスシティ・チーフスでパトリック・マホームズのバックアップを務め、1試合に先発出場(シーズン第18週、デンバー・ブロンコスに38対0で敗北)した。2016年ドラフト全体2位指名を受けたウェンツは、NFLでの9シーズンすべてで少なくとも1試合に先発しており、日曜日に先発すれば10シーズン連続でそれを成し遂げることになる。
2024年ドラフト1巡目指名を受けたマッカーシーは、今季最初の2試合の大半で苦戦している。シーズン第1週のシカゴ・ベアーズ戦では前半に厳しい状況に陥ったものの、後半に立て直して逆転劇を演出した。シーズン第2週には再び調子を崩してパス21回中11回成功で158ヤードという数字にとどまり、サック6回、インターセプト2回を喫してパサーレーティングは37.5となった。
ファルコンズのパスラッシュはマッカーシーにとって特に手ごわいものとなり、6回のサックと23回のプレッシャーを記録。
プレシーズンに見舞われた膝のケガでルーキーシーズンを棒に振ったミシガン大学出身のマッカーシーは、今季にプレーした8クオーター中1.5クオーターしか良いプレーを見せられていない。
オコンネルHCは月曜日に報道陣に対し、少なくとも4試合の欠場が余儀なくされる故障者リザーブ(IR)入りが必要になるとは考えていないとコメント。しかし、チームはマッカーシーの離脱期間を明確には定めていない。
ペリセロはバイキングスがシーズン第4週と第5週に連続してインターナショナルゲームを控えていると指摘。バイキングスは9月28日(日)にダブリンでピッツバーグ・スティーラーズと、10月5日(日)にロンドンでクリーブランド・ブラウンズと対戦する予定だ。これがマッカーシーの復帰にとってさらなる試練となる可能性はある。
日曜日の試合で負傷したバイキングスの選手はマッカーシーだけではない。ランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズはハムストリングを負傷し、シーズン第3週の出場は見込み薄だ。また、センター(C)ライアン・ケリーとレフトタックル(LT)ジャスティン・スカル――クリスチャン・ダリソーの代わりに先発した――は脳しんとうプロトコルに入っている。
【RA】