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トム・ブレイディが現役および元スター選手と共にサウジでのフラッグフットボール大会に出場へ

2025年09月16日(火) 11:23

トム・ブレイディ【AP Photo/Chris O'Meara】

現地15日(月)、7度のスーパーボウル制覇経験を持つ元クオーターバック(QB)で『Fox Sports(Foxスポーツ)』のアナリストを務めているトム・ブレイディが、来年にサウジアラビアで実施される3チーム制のフラッグフットボール大会に現役選手および元NFLスター選手たちと共に出場する予定だと明かした。

2026年3月21日(土)にリヤドのキングダム・アリーナで行われる“The Fanatics Flag Football Classic(ファナティクス・フラッグフットボール・クラシック)”には、フィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーやダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)シーディー・ラム、サンフランシスコ・49ersのRBクリスチャン・マカフリー、ラスベガス・レイダースのディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビー、そして元タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーらも出場することになっている。

また、レイダースのピート・キャロルHC(ヘッドコーチ)、デンバー・ブロンコスのショーン・ペイトンHC、49ersのカイル・シャナハンHCはコーチを務める予定だ。

ブレイディはサウジアラビアの総合娯楽庁(GEA)のトゥルキ・アルシェイク長官と提携し、このイベントを推進している。大会の模様はFoxスポーツで放送され、コメディアンのケヴィン・ハートが司会を務める予定だ。

レイダースの少数株主でもあるブレイディは「これは数年にわたる取り組みだ」とコメントしている。

「明らかに良いスタートを切っている。初年度にはみんなの注目とエネルギーが集まるだろう。このような試みは初めてだけど、話をした選手たちはみんなプレーすることにワクワクしている。もちろん、2028年にはオリンピックがある。これはNFL選手たちにとって初めての経験になると思うし、自分もその一員になる機会を逃したくなかった」

フラッグフットボールは3年後のロサンゼルス五輪で初採用される。アメリカ代表チームの大半はNFL選手で占められる見込みだが、米国におけるアメリカンフットボールの全国統括団体であるUSAフットボールは、出場する選手を探すにあたり、国内で最も人気のあるリーグ以外にも目を向けている。

月曜日の記者会見にブレイディと共に出席したアルシェイク長官はすでにラスベガスに滞在していた。土曜夜にアレジアント・スタジアムでテレンス・クロフォードが“カネロ”ことサウル・アルバレスを相手に大金星を挙げた大会のプロモーターの1人だったからだ。

グロンコウスキーはブレイディからフラッグフットボール大会に参加してほしいと頼まれたと明かしている。

ニューイングランド・ペイトリオッツとタンパベイ・バッカニアーズでブレイディの主力ターゲットとして活躍していたグロンコウスキーは「“接触はないんだよな?”って感じだった。“もう一生分の接触を経験した。その部分はやり切った”って思ったんだ。競争するのも走り回るのも大好きだし、今でもたまにルートを走っている。ずっとやってきたことだから体に染みついているし、それが自分に喜びをもたらすんだ」と語った。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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