NFLが『American Brain Foundation（アメリカン・ブレイン・ファンデーション）』より、脳の健康に関する取り組みを評価され、2025年の『Game Changer Award（ゲームチェンジャー賞）』を受賞した。

現地13日（土）にナッシュビルで開催されたガライベントにおいて、アメリカン・ブレイン・ファンデーションはNFLを公式に表彰。頭部への衝撃を軽減するための継続的な取り組みや、頭部損傷の予防、診断、治療の分野における先進的な活動を称えた。対象となった取り組みには、ルールの見直し、ヘルメット設計の革新、衝撃検知技術の導入などが含まれる。

フィールド上での最新の取り組みとしては、2024年シーズンから導入されたダイナミックキックオフが奏功。NFLは2015年に脳しんとうの追跡を開始して以降、1シーズンあたりで最少となる182件を記録した。この数字は前シーズン比で17パーセントの減少にあたる。NFLは結果を発表する際に、選手やコーチが脳しんとうの症状を申告するという意識の変化も、データ改善に貢献した要因の一つであると説明している。

また、NFLによる資金提供と継続的な支援は、装具の安全基準の向上や、ポジション別に設計された新型ヘルメットの急速な開発を後押ししている。NFLの安全プロトコルと競技規則は、ユースフットボールを含むすべてのレベルで広く採用されており、NFLとNFL選手会（NFLPA）は毎年、ヘルメットの性能を評価するために共同で実験室テストを実施している。

今回の表彰では、NFLの選手の健康と安全を統括する上級副社長ジェフ・ミラーが、リーグを代表して賞を受け取った。

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