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ヒスパニック系の貢献者たちを称えるヒスパニック・フットボールの殿堂が設立

2025年09月18日(木) 12:32

NFLロゴ【AP Photo/Kyusung Gong】

ヒスパニック・フットボールの殿堂が現地17日(水)に設立された。「あらゆるレベルのフットボールにおけるヒスパニック系選手、コーチ、関係者の卓越した貢献」を称えることを目的としている。

ニュースリリースによれば、設立理事には元NFLヘッドコーチでスーパーボウル制覇経験を持つロン・リベラと、プロフットボール殿堂入りを果たしている名ラインマン、アンソニー・ムニョスが名を連ねているという。

リベラは声明の中で「フットボールは常に、あらゆるバックグラウンドを持つ人々を結びつけてきたスポーツだ」と語った。

「ヒスパニック・フットボールの殿堂は、フィールドで偉業を成し遂げただけでなく、道を切り開き、われわれのコミュニティにいる若者たちに数えきれないほどの勇気と希望を与えてきた素晴らしい人々の物語を紹介する機会を与えてくれる」

ムニョスも次のようにコメントしている。

「この殿堂は過去を称えることにとどまらず、未来を築くための存在でもある。フットボール界におけるヒスパニックの卓越性を称えると同時に、次世代の若者たちが自分たちのルーツを誇りとして夢を追いかけられるよう、後押しするプラットフォームの構築に携われることを誇りに思う」

ヒスパニック・フットボールの殿堂は同日、NFLとのパートナーシップのもと、国際フラッグフットボール選手権を開催することを発表した。さらに、世界中の優秀なヒスパニック系高校生選手を対象としたフットボールキャンプも実施される予定となっている。

NFLフットボール運営部門の上級副社長であり、ヒスパニック・フットボールの殿堂の国際諮問委員会メンバーを務めるトロイ・ビンセント・シニアは、こう語った。

「ヒスパニック・フットボールの殿堂は、フットボールの発展と成功に多大な貢献をしてきたヒスパニック系のアスリート、コーチ、リーダーたちの功績を称えることにとどまらず、次世代への希望の証でもある」

「先駆者たちを称え、ヒスパニック系の選手、コーチ、リーダーたちの声を高めることによって、フットボールという競技はさらに強くなる。そして若者たちにとっては、自分たちのルーツが尊重され、自分たちの夢がこの場所で花開く可能性があることを実感できるはずだ」

初回となる『Celebración de Fútbol(セレブラシオン・デ・フットボール)』(殿堂入り式典)は、2026年春に開催される予定となっている。

【R】