現地17日（水）、シカゴ・ベアーズのヘッドコーチ（HC）ベン・ジョンソンは選手たちが十分にハードな練習をしていないと苦言を呈した。

「今のわれわれの練習姿勢は、優勝を狙えるチームの水準に達していない」とジョンソンは語っている。

どのような練習態度が「優勝を狙えるレベル」に達していないのか、具体的に問われたジョンソンHCは、次々と改善点を挙げていった。

「もっとボールに向かっていき、最後まで全力でやり切るべきだ」と切り出したジョンソンHCは、こう続けている。

「オフェンスの選手たちには常に言っているが、基礎、フィニッシュ、テクニックはウォークスルーでも、練習中のフィールドでも表れていなければならない。そうして初めて、試合で発揮されるものだ。正しいブロックの仕方は？　 ボールのキャッチの仕方は？　 キャッチ後のブロックは？ 　ボールセキュリティは？ そういった基本的なことだ。ユースリーグの頃に学ぶようなことが、このレベルでも大きな違いを生む」

ジョンソンHCのコメントは、日曜日にデトロイト・ライオンズの本拠地で52対21と大敗した直後に出たものだ。許した52失点はフランチャイズ史上最多にあと3点と迫る数字であり、ベアーズが2014年シーズン第10週にグリーンベイ・パッカーズに55対14で敗れて以来の大量失点となった。

ベアーズは直近の5クオーターで合計73失点を喫している。開幕戦で対戦したミネソタ・バイキングスは第4クオーターで11点差を逆転し、27対24で勝利。新人クオーターバック（QB）J.J.マッカーシーが初先発で逆転劇を演出した。

ジョンソンHCがヘッドコーチ職に就くのは今回が初めて。ライオンズの攻撃コーディネーター（OC）として成功を収めたことで、ヘッドコーチ市場でも最も注目された候補の1人だった。

ベアーズは今週末にQBダック・プレスコット率いるダラス・カウボーイズをシカゴで迎え撃つ。

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