膝負傷のコマンダースQBダニエルズがレイダース戦から除外、マリオタが先発へ
2025年09月20日(土) 09:30
ワシントン・コマンダースのクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズが正式にNFLキャリアで初めて試合を欠場することになった。
現地19日(金)、ヘッドコーチ(HC)ダン・クインはダニエルズが膝の負傷により、ラスベガス・レイダースを迎え撃つシーズン第3週の試合を欠場すると発表した。
ベテランQBマーカス・マリオタがダニエルズの代わりに先発を務める。
クインHCは「最初に言った通り、彼の復帰には細心の注意を払い、手順を飛ばすことのないようにするつもりだ。つまり、早さだけにこだわらず、賢く進めていく。選手は常にすべてをやりたがるものだ。彼はそういうコンペティターだし、私もそれを気に入っているが、今述べたやり方で進めていくつもりだ」と説明した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロによると、ダニエルズはシーズン第2週にグリーンベイ・パッカーズに敗れたサーズデーナイトフットボールで膝を捻挫したという。
クインHCによれば、ダニエルズは水曜日と木曜日の練習を欠席し、金曜日は制限付きで参加したとのこと。
ダニエルズを欠場させる理由について説明した際に「まだ完全に回復して何でもできる状態ではない」と語ったクインHCはこう続けている。
「一方で、今週は素晴らしい週でもあった。進歩や明るい兆しが見られたし、毎日ボールを投げ、今日はランニングもできていたという事実もある」
「単純にまだ万全の状態ではないだけだ」
2024年にプロボウルに選出され、AP通信NFLオフェンス部門年間最優秀新人賞にも輝いた24歳のダニエルズは、キャリアを開始してから全19試合に先発出場してきた。クインHCが今週序盤に日毎の観察をしていくことになると述べていた通り、コマンダースはフランチャイズQBの健康状態に関して慎重に対応する方針だ。
ダニエルズは今季の2試合でパス72回中43回成功(成功率59.7%)、433ヤード、タッチダウン3回、インターセプト0回、キャリー18回で85ヤードを記録している。
マリオタはコマンダースでの2年目を迎えており、昨季は3試合に出場した。マリオタが最後に先発を務めたのはQB1としてアトランタ・ファルコンズと契約した2022年シーズンのことで、2022年12月4日に臨んだピッツバーグ・スティーラーズ戦を最後にベンチに下げられている。マリオタはその試合をパス24回中13回成功、167ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回という数字で終えた。ファルコンズ加入前は2020年から2021年までレイダースのバックアップを務めていたため、日曜日はかつて所属していた4チームのうちの1チームと対戦することになる。
2024年NFLドラフト全体2位で指名されたダニエルズと同様に、マリオタも2015年のドラフトで全体2位指名を受けた。
現地21日(日)アメリカ東部時間13時【日本時間22日(月)2時】から始まるレイダース(1勝1敗)との一戦では、マリオタがコマンダース(1勝1敗)を率いることになる。
【RA】