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カウボーイズWRラムがハイアンクルスプレインで少なくとも2試合を欠場へ

2025年09月23日(火) 08:45

ダラス・カウボーイズのシーディー・ラム【Todd Rosenberg via AP】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地22日(月)に情報筋の話をもとに伝えたところによると、ダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムが日曜日に敗れたシカゴ・ベアーズ戦で見舞われたハイアンクルスプレインにより、少なくとも次の2試合を欠場する見込みだという。

チームは少なくとも4試合の欠場を余儀なくされる故障者リザーブ(IR)にラムを登録することを予定していないが、2試合を欠場した後も週毎の経過観察となる見込みだとラポポートは報じている。

『The Athletic(ジ・アスレチック)』によると、カウボーイズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーは月曜日に報道陣に対し、ラムが“しばらく欠場する”見込みだと述べたとのことで、シーズン第4週に予定されているグリーンベイ・パッカーズ戦に出場する可能性は低いとされている。

ラムはベアーズ戦の第1クオーターにハンドオフプレーでタックルを受けた際に左足首が巻き込まれる形で負傷した。そのプレーはペナルティが相殺されたことにより無効となっている。その後、ラムは第2クオーター序盤に復帰したものの、ルートを走った後に違和感を覚え、足を引きずりながらフィールドを退いた。この日の成績はわずか6回のスナップでレシーブ0回にとどまり、チームは31対14で敗れている。

4度のプロボウル選出経験を持つラムは試合後、翌週には“間違いなく”出場できるはずだと報道陣に語っていたが、長期的に出場可能な状態にすることを考慮に入れると、そうはならないようだ。

カウボーイズは日曜日にパッカーズを迎え撃ち、シーズン第5週にアウェーでニューヨーク・ジェッツと対戦する予定で、この2試合でラムを欠く見込みだ。その後の2週間では、敵地でのカロライナ・パンサーズ戦とホームでのワシントン・コマンダース戦が控えている。

最初の2試合でそれぞれチーム最多となる110ヤードと112ヤードを記録していたラムが不在の中、カウボーイズの攻撃陣は次々と得点を挙げるベアーズについていくのに苦戦した。

今オフシーズンにピッツバーグ・スティーラーズとのトレードで加入したWRジョージ・ピケンズは、少なくとも次の2試合でクオーターバック(QB)ダック・プレスコットの最有力ターゲットとなるだろう。ピケンズは日曜日の試合でレシーブ5回、68ヤードを記録し、2試合連続となるタッチダウンも決めた。しかし、第3クオーターでの落球がインターセプトにつながり、自身の好パフォーマンスが台無しになると同時にチームの敗北も招いた。

ワイドレシーバーのデプスチャートでは、ジェイレン・トルバート、ケボンタエ・ターピン、ライアン・フラーノイがピケンズの後ろに控えており、ジェイレン・ブルックス、ジェイレン・クロッパー、トレイション・ホールデンが練習生として出場機会をうかがっている。

プレスコットはこの数年、カウボーイズの攻撃力を維持する上でラムのプレーメイキング能力に頼ってきた。26歳のラムは4シーズン連続で1,100ヤード以上、タッチダウン6回以上を記録している。特に大きな活躍を見せた2023年シーズンには、レシーブ135回、1,749ヤード、タッチダウン12回を記録し、複数のフランチャイズ記録を更新した。

ラムの欠場は間違いなく1勝2敗のカウボーイズにとって痛手となるが、巻き返すチャンスがある中でラムが復帰するという最良のシナリオは存在している。

【RA】