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カウボーイズQBプレスコットをサックする可能性について語るパッカーズDEパーソンズ

2025年09月24日(水) 11:42

グリーンベイ・パッカーズのマイカ・パーソンズ【Todd Rosenberg via AP】

グリーンベイ・パッカーズのディフェンシブエンド(DE)マイカ・パーソンズは現地28日(日)に臨む試合で相手を痛めつけるつもりだ――たとえその過程で自身が傷ついたとしても。

過去にダラス・カウボーイズの一員としてプロボウルに4度選出された経歴を持つパーソンズは、シーズン第4週にAT&Tスタジアムに赴き、初めてビジター用ロッカールームから姿を現すことになる。

試合でフィールドに立つ際、パーソンズはかつてのチームメイトであるクオーターバック(QB)ダック・プレスコットに初めてサックすることも目指している。パーソンズにとってプレスコットへのサックは、他のクオーターバックを倒すのとはまったく異なる意味を持つようだ。

パーソンズは『Associated Press(AP通信)』のロブ・マーディに対し、プレスコットをサックすることは「つらいことになるだろう」と話している。

「彼は俺の仲間だ。いつも良き師匠のような存在だった。でも彼はいつも、俺たちが戦うことになったらそれは素晴らしい対決になるだろうなと言っていた。だから、日曜日の試合がどうなるのか楽しみだ」

パーソンズは契約交渉が長引いた末に決着がつかず、今シーズン開幕直前にカウボーイズからパッカーズへトレードされた。それから約1カ月を経てダラスに戻るパーソンズは、カウボーイズ相手に5連勝中のパッカーズが6連勝を挙げるのに貢献することを目指す。

パーソンズがパスラッシュで大きな戦力となる中、パッカーズは開幕2連勝と好スタートを切ったが、シーズン第3週にはつまずいてクリーブランド・ブラウンズに13対10で敗れた。

『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、最初の3試合でタックル5回、サック1.5回、QBヒット6回を記録したパーソンズは、QBプレッシャー(19回)でNFL内2位につけているとのこと。

一方、パーソンズを手放したカウボーイズは現在1勝2敗で、被ヤードではリーグ内30位に沈んでいる。

プレスコットは主力ワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムに加え、ガード(G)タイラー・ブッカーとセンター(C)クーパー・ビービという2人の先発オフェンシブラインマン(OL)も欠いた状態で試合に臨む。

その試合は大いに盛り上がると見られているが、パーソンズは日曜夜にテキサスで臨む対決の重要性を軽く受け止めている。

パーソンズは「数週間前にトレードが決まったときから自分の運命を受け入れていた」と語り、こう続けた。

「だから俺としては、ただ次の試合で自分の得意なことをするだけ。つまり、相手を混乱させるフットボール選手になるだけさ。メディアやファンは大げさに騒ぎ立てようとすると思う。でも、俺はAT&Tでのただの1試合に過ぎないと考えている」

パーソンズはこの試合を他の試合と同じように捉えようとしている一方で、プレスコットを単なる標的と捉えることはできないと認めている。プレスコットは素晴らしいキャリアを歩んできたパーソンズがサックする26人目のQBになるかもしれない。本人にとっても痛みを伴う対戦になるが、パッカーズに加入したパーソンズは日曜日に全力を尽くすつもりだ。

【RA】