ニュース

膝負傷のコマンダースQBダニエルズ、ファルコンズ戦出場は「医者の判断次第」

2025年09月25日(木) 08:42

ワシントン・コマンダースのジェイデン・ダニエルズ【Cooper Neill via AP】

シーズン第3週、クオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズの欠場はワシントン・コマンダースの足かせにならなかった。しかし、その健康状態は次戦に向けた復帰を妨げる可能性がある。

膝の捻挫に見舞われたダニエルズは現地24日(水)に制限付きながら練習に復帰し、報道陣に対応したが、シーズン第4週に予定されているアトランタ・ファルコンズ戦に出場するかどうかについては明言を避けた。

ダニエルズは簡潔に「医者の判断次第だ。俺が決めることじゃない」と話している。

さらに、ダニエルズは“調子はいい”とつけ加えたが、質問への回答は曖昧なままだった。膝のケガがプレーに支障をきたすとは思っておらず、“日曜日に出場しても問題ないほど十分に動ける”と考えていると述べつつも、“自分の判断ではない”と強調している。

コマンダースのヘッドコーチ(HC)ダン・クインはシーズン第3週にダニエルズを欠場させ、バックアップQBマーカス・マリオタを起用する判断を下した。この判断は、ラスベガス・レイダースに41対24で勝利したことで正しかったと証明されている。しかし、昨季にオフェンス部門年間最優秀新人賞を獲得したダニエルズにとって、この決定はあまり納得のいくものではなかったようだ。

“先週のクインHCの判断にどう反応したのかと質問されたダニエルズは、「それは彼との秘密にしておく。“ああ分かった。欠場するよ”っていう感じではなかった」と答えている。

ダニエルズが欠場した試合で、マリオタはパス21回中15回を成功させて207ヤード、タッチダウンパス1回を記録。キャリー6回で40ヤード、タッチダウン1回とランでも活躍を見せたマリオタは、ベテランらしい手腕でオフェンスを指揮し、チームがトータルで400ヤードを獲得するのに貢献した。医師が日曜日の試合までにダニエルズの出場を許可しなければ、堅実なディフェンスを誇るファルコンズを相手に、再びマリオタが先発を務めることになるだろう。

とはいえ、週末を迎えるまでコマンダースは復帰への期待を持ち続けることになるはずだ。

クインHCは「ジェイデンは復帰に向けたプロセスを続ける」と述べ、「今日は制限付きで練習に参加させる。完全復帰の判断は引き続き医療チームに委ねるつもりだ。彼ができる限りのことをすべてやっていることは確かだし、彼は私たちにとって究極のコンペティターだ。それはみんな知っているし、私も知っている」と続けている。

その他のコマンダースの負傷者情報としては、ワイドレシーバー(WR)テリー・マクローリン(大腿四頭筋)と新人ランニングバック(RB)ジャコリー・クロスキー・メリット(膝)が水曜日の練習に参加しなかったことが挙げられる。

【RA】