ニュース

敗れたバッカニアーズ戦で見せたダンスが話題のジェッツHCグレン、「いつだって自分らしくいる」

2025年09月26日(金) 13:16

ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)アーロン・グレン【AP Photo/Chris O'Meara】

ニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンがサイドラインで見せたダンスが、SNS上で大きな話題となっている。

本人によれば、勝利を祝うこのパフォーマンスを封印するつもりは今のところないという。

現地25日(木)、グレンHCは「はっきり言えるのは、私はいつだって自分らしくいるということだ」と笑顔で語った。

「選手たちには、自分たちを信じてくれる存在が必要だし、いいプレーをした時には心から誇りに思っていると伝える存在が必要なんだ」

日曜日に行われた試合では、ディフェンシブエンド(DE)ウィル・マクドナルド四世が、タンパベイ・バッカニアーズのキッカー(K)チェイス・マクロフリンのフィールドゴールをブロック。そのまま50ヤードのリターンタッチダウンを決め、終盤にジェッツが逆転に成功した。マクドナルドがフィールドを駆け抜ける中、グレンHCも右腕を高く掲げてサイドラインを疾走。途中で立ち止まり、ハイステップのダンスを披露した。

このパフォーマンスには、ファンやメディアから称賛の声が上がる一方で、批判的な意見もあった。試合終了間際にマクロフリンがフィールドゴールを決め、ジェッツは29対27で敗戦。グレンHC体制となってから0勝3敗となったことで、否定的な反応も見られた。

グレンHCのダンス映像は日曜日の夜にSNS上で広まり始めたが、一気に拡散されたのは翌日の朝。『ESPN』のジェナ・レインが、アース・ウィンド&ファイアーの楽曲『September(セプテンバー)』とグレンHCのダンスをシンクロさせた動画を投稿したことがきっかけだった。歌詞には「覚えているかい? 9月21日の夜を」という一節があり、この試合がまさに9月21日に行われたことと重なり、絶妙なタイミングとなった。

レインの『X』上の投稿は、木曜日の早朝時点で260万回以上再生されており、その後も他の楽曲と組み合わせたバージョンが次々と投稿されている。

「アーロン・グレンのサイドラインでのセレブレーションが、アース・ウィンド&ファイアーの楽曲と完ぺきにシンクロ」

グレンHC自身はレインの投稿を見ていないというが、子どもたちがSNSで話題になっている他の動画を見せてくれたと明かしている。

「正直に言うと、あれをやらなかったら、妻や子どもたちに“どうしたの?何かあったの?”と言われていたと思う」とグレンHCはコメントしている。

「自分を偽ることは絶対にしない。いつだって自分らしくいる。好きな人もいれば、嫌いな人もいる。それで構わない」

「でも、どんな形であれ、自分の素の姿を見てもらえたことはうれしい。ヘッドコーチがあんなふうに振る舞っていいのか?と言う人もいるけど、じゃあヘッドコーチってどう振る舞うべきなんだ?私には分からないけど、あれはあれで良かったと思っている」

【R】