現地25日（木）、サンフランシスコ・49ersのクオーターバック（QB）ブロック・パーディーは日曜日の試合に出場するのかと質問された際に“様子を見る”とシンプルに答えた。

そのときに浮かべていた笑みの方が、より率直な答えだったのだろう。

肩とつま先のケガで直近の2試合を欠場したパーディーがシーズン第4週にホームで臨むジャクソンビル・ジャガーズ戦で先発復帰すると、ヘッドコーチ（HC）カイル・シャナハンが発表した。

パーディーは今週の練習で制限を受けていたが、金曜日には故障者報告から外れた。

復帰初戦の相手となるジャガーズは現在、被得点で5位と優秀なディフェンスを擁している。

パーディーはシーズン第1週に勝利したシアトル・シーホークス戦で負傷し、当初は2週間から5週間離脱する見込みと報じられていた。パーディーはその予想より早く復帰することになる上に、そのタイミングは絶妙だと言えよう。

49ersのバックアップQBマック・ジョーンズはパーディーの代役を務めた2試合でいずれも勝利を収めたものの、膝を負傷し、ジャガーズ戦の出場はクエッショナブルとされている。

この1週間で回復が進み、日曜日の試合に向けて出場可能な状態となっているパーディーは、無傷で試合を終えることを願っているはずだ。

49ersの負傷問題は年をまたいで続いており、パーディーの復帰戦は、ACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）の断裂でシーズン終了となったディフェンシブエンド（DE）ニック・ボサが不在の中で臨む最初の試合となる。また、タイトエンド（TE）ジョージ・キトルも依然として故障者リザーブ（IR）に登録されており、ジャガーズ戦には出場できない。

しかし、パーディーは復帰する。シーズン初戦で277パスヤード、タッチダウンパス2回、インターセプト2回を記録したパーディーは、ターンオーバーを除いてそのパフォーマンスを再び発揮し、負傷者が続出する中でもチームを勝利に導くことを目指すだろう。

49ers対ジャガーズ戦は日曜日のアメリカ東部時間16時5分【日本時間29日（月）5時5分】にキックオフの予定だ。

【RA】