ジャイアンツWRネイバースがチャージャーズ戦でACL断裂の恐れ
2025年09月29日(月) 10:37
現地28日(日)、ニューヨーク・ジャイアンツが21対18でロサンゼルス・チャージャーズに勝利した試合で、ジャイアンツのワイドレシーバ―(WR)であるマリク・ネイバースがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したとみられると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えた。
ネイバースは第2クオーターでクオーターバック(QB)ジャクソン・ダートからのパスを受けようとジャンプした際に膝を痛めたとみられている。芝に崩れたネイバースは右ひざをかかえて痛みに顔をゆがめていた。インコンプリートに終わったこのパスはチャージャーズ側のオフサイドのペナルティによって無効となっている。
すぐにカートでロッカールームに運ばれたネイバースは、ハーフタイム後に試合から除外された。ネイバースが離脱した時点で、ジャイアンツがビジターのチャージャーズに対して10対3でリードしていた。
イバースはこの日、キャッチ2回、20ヤードをマーク。シーズン第4週を迎えた段階でネイバースがレシービングにおいてチームトップに立っており、第3週までにキャッチ16回、251ヤード、タッチダウン2回を記録していた。
ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)であるブライアン・ダボールが試合後にネイバースの最新情報を明かすことはなかった。
「ケガは起こるものだ。もちろんうれしいわけじゃない。それがマリクだろうと誰だろうと」と言うダボールHCは「残念ながら、これはケガがつきもののビジネス。マリクの負傷には本当に心を痛めているし、どの程度かを確認していく。彼はチームの重要なピースだが、その背後でプレーしているメンバーもいる。誰もが、仕事をするために報酬を受けているんだ。次に控える選手が立つだけだ」と続けた。
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ダートのキャリア初先発を祝うはずの試合だったが、待っていたのは残酷な展開だった。
ドラフト1巡目で指名されたダートは初めて先発した試合の最初のポゼッションで9つのプレーを率い、89ヤードのスコアリングドライブを展開。ネイバースに2回パスをつないでいた。さらに、自らの足で15ヤードを走り、エンドゾーンに飛び込んでもいる。ダートはこの試合でパス20回中13回成功、111ヤードを記録しつつ、タイトエンド(TE)テオ・ジョンソンへのタッチダウンパスを1度決めた。筆頭のレシーバーだったのはダリウス・スレイトンで、キャッチ3回で44ヤードをマークしている。
2024年ドラフトの全体6位で指名されたネイバースは、昨年に爆発的なルーキーシーズンを過ごし、キャッチ109回と1,204ヤード、タッチダウン7回をマークしてプロボウルに選ばれた。
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