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チーフスQBマホームズがNFL史上最速でタッチダウンパス250回を達成

2025年09月29日(月) 11:05

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Ed Zurga】

NFLの歴史上、パトリック・マホームズほどセンセーショナルなキャリアスタートを切った選手は――仮にいたとしても――非常に少ない。

スーパーボウルを3度制覇したクオーターバック(QB)が、一つの記録を達成することで、その事実を再び思い出させている。

現地28日(日)、カンザスシティ・チーフスがボルティモア・レイブンズを37対20で下した試合で、マホームズがリーグ史上最速でタッチダウンパス250回の節目に到達した。

キャリア116試合目を数えたマホームズは、これまでの最速だったQBアーロン・ロジャースの記録を塗り替え、タッチダウンパス250回を達成。ロジャースはグリーンベイ・パッカーズ時代に、121試合目でこの記録に到達していた。

これまでに決めたタッチダウンパスが248回という状態で日曜日を迎えたマホームズは、ワイドレシーバ―(WR)ジュジュ・スミス・シュスターへの4ヤードのパスで249回目をマークすると、第2クオーターでランニングバック(RB)アイザイア・パチェコに8ヤードのパスをつなげて250回目のタッチダウンパスを決めた。さらに2回のタッチダウンパスに成功したマホームズは、キャリア通算252回を記録し、歴代27位につけている。

すでに数々の偉業を達成した30歳のマホームズのキャリアに、また新たな記録が加わった。

6度のプロボウラーであり、スーパーボウルのMVPに3度選ばれたマホームズは、AP通信年間最優秀選手賞も2度受けている。

NFLキャリア9年にして、マホームズはタッチダウンパス250回を達成したリーグ史上28人目の選手になった。現役QBとしては6人目にあたる。

マホームズとチーフスは今季に0勝2敗のスタートを切った。これは、マホームズのキャリアで初めてのことだ。日曜日の試合で、そのスロースタートが輝かしいキャリアの中でどれほどレアなものかを、マホームズは証明してみせた。

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