WRブラウンのイーグルスでプレーし続ける意欲に自信を見せるシリアニHC
2025年09月30日(火) 13:37
現地29日(月)、フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは、スターワイドレシーバー(WR)A.J.ブラウンが日曜日の試合でまたしても不本意な結果に終わった後、意味深なメッセージをSNSに投稿したことについて、騒動に発展しないよう慎重に言葉を選んで対応した。
ブラウンは日曜日に行われたタンパベイ・バッカニアーズ戦で、9回ターゲットにされながらキャッチはわずか2回、7ヤードの獲得にとどまった。チームは勝利してシーズン4勝0敗としたものの、ブラウンの記録が27ヤード以下に終わったのは今季4試合中3試合目。3回のプロボウル選出を誇る7年目のベテランにとっては、物足りない数字が続いている。
試合後、ブラウンは『X』に「歓迎されないなら、話を聞いてもらえないなら、静かに身を引け。騒ぎを起こすな。肩をすくめてその場を去れ」と投稿した。
聖書の一節を引用したこの投稿を受け、記者たちは月曜日、ブラウンが今もスーパーボウル王者の一員としてプレーしたいと思っているのか、シリアニHCに質問を投げかけた。
「当然ながら、A.J.はこのチームにとって非常に重要な存在だ」とシリアニHCは切り出し、こう続けた。
「彼が貢献したいと強く思っているのは分かっている。自分の力を発揮して勝利に貢献したいと思っているのは間違いない。ここ数試合はそれがうまくいかなかっただけだ。彼の素晴らしいフットボールをしたいという情熱、良きチームメイトであろうとする姿勢、このチームにいたいという気持ち、そのどれにも疑いは持っていない」
ブラウンのイーグルス攻撃陣における役割に対する感情が注目を集めたのは今回が初めてではない。
昨年12月には、チームのオフェンスが不調に陥る中で、ブラウンとクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツの関係が話題となった。チームメイトであるブランドン・グラハムがラジオ番組で「2人は友人だったが、状況は変わった」と発言したことがきっかけだった。グラハムはすぐに発言の意図を訂正し、ブラウンとハーツの両者も関係は良好だと強調している。
イーグルスはその冬にフランチャイズ史上2度目のスーパーボウル制覇を達成。しかし、今季のブラウンはここまで4試合でレシーブ14回、151ヤード、タッチダウン1回にとどまり、日曜日の投稿と合わせて、チームに対する不満があるのではないかとの憶測が再燃している。
シリアニHCは月曜日、今回のような投稿について本人とどのように向き合うのかを問われた。
「もちろん、彼とは日ごろから話をしている」とシリアニHCは応じている。
「彼とは毎日会話している。選手全員に日々声をかけるようにしている。どの選手とも交わす会話の内容について公にすることはない。それはヘッドコーチと選手の間にある神聖な関係であり、公の場で話すことではない。選手たちとは常に継続的にコミュニケーションを取っている」
イーグルスは次戦、日本時間10月6日(月)午前2時にデンバー・ブロンコスを本拠地に迎える。
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