タンパベイ・バッカニアーズはシーズン序盤の大一番に挑むために西へ向かうが、その試合で主力ランニングバック（RB）を欠くことになる。

RBバッキー・アービングが足の負傷によってシアトル・シーホークス戦から除外される見込みだと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のマイク・ガラフォロが報道。

ヘッドコーチ（HC）トッド・ボウルズは現地3日（金）に、アービングがシーズン第5週に欠場することを正式に発表した。

アービングの欠場に伴い、ラシャード・ホワイトがランニングバックの役割をより多く担うことになる見込みだ。3勝1敗のバッカニアーズがパワフルなRBショーン・タッカーにより多く頼ることも予想され、新人RBジョシュ・ウィリアムズをもう1つの選択肢として起用する可能性もある。

素晴らしい活躍を見せたルーキーシーズンに続き、2025年シーズンも堅実なスタートを切ったアービングは、これまでの4試合でランでの237ヤードに迫る193レシーブヤードを記録し、万能なランニングバックであることを証明した。アービングが記録した2回のタッチダウンはいずれもレシーバーとして決めたもので、チームのレシーブヤードランキングでは新人ワイドレシーバー（WR）エメカ・エブカに次ぐ2位につけている。

バッカニアーズはパスキャッチに対応できるランニングバックとしてホワイトに頼らざるを得ず、ランプレーではタッカーにアービングの代わりを任せることになるだろう。アービングの負傷は、WRマイク・エバンス（ハムストリング）を含む多くの負傷者を抱えるチームにとって新たな打撃となっている。同じく3勝1敗の成績を収めているシーホークスとの一戦では、バッカニアーズの粘り強さが試されることになりそうだ。

【RA】