膝の負傷でクエッショナブルのレイダースTEバワーズ、コルツ戦は欠場が濃厚
2025年10月05日(日) 16:14
NFL期待のタイトエンド(TE)2人の対決に、待ったがかかった。
ラスベガス・レイダースのTEブロック・バワーズ(膝の負傷でクエッショナブル)が、現地5日(日)のインディアナポリス・コルツ戦を欠場することになりそうだと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが土曜日に報じた。
バワーズのステータスはクエッショナブルとなっていたが、ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは金曜日に、チームはバワーズがプレーすると考えていると記者団に語っていた。
しかし、その短いキャリアですでにオールプロに選出されているバワーズは、ここで始めて試合を欠場することになるかもしれない。メインバックアップのTEマイケル・メイヤーが脳震とうで土曜日に除外されたことから、バワーズの代役はイアン・トーマス、練習生から昇格したカーター・ラニヨンとアルバート・オクウェンブナムが協力して務めることになるだろう。
一方で、コルツ側からはTEタイラー・ウォーレンが出場しそうだ。1年前のバワーズのように、ウォーレンもルーキーとしてすぐに頭角を現し、ここまでレシーブ19回で263ヤードを記録――加えてラッシングタッチダウン1回も決めている。
バワーズが最初に膝を痛めたのは、レイダースがニューイングランド・ペイトリオッツに勝利したシーズン第1週の試合終盤だった。この試合で彼はキャッチ5回、シーズンハイの103レシーブヤード(平均20.6ヤード)を記録している。
シーズン第2週に向けては練習を2回欠席し、クエッショナブルながらも試合には出場。シーズン第3週と第4週はステータスの指定なしだった。しかし、今週に入り、レイダースはバワーズに木曜日と金曜日の練習を完全に休ませることを選択。コルツ戦に備えられるよう、より多くの休養を与えようとしていた。
結局は、これがバワーズの日曜日の試合欠場を予告することになってしまった。
レイダースのシーズンは現在1勝3敗と危うい立場ではあるが、バワーズが長期的に健康を維持することの方がはるかに重要といえる。
ここ3試合はレシーブ14回で122ヤード、平均8.7ヤードと、彼らしくないパフォーマンスにとどまっており、バワーズ自身、膝の状態がプレーに影響していることを認めている。
『ESPN』のライアン・マクファデンによれば、バワーズは「痛いし、ズキズキするし、とにかくイライラしてもどかしいんだ。俺は万全の状態に戻ってフルスピードを出し、ぶっちぎりたいのに」と話したという。「なのに今は、自分の能力を最大限に発揮することができないと感じているんだ」
日曜日のコルツ戦後も、シーズン第8週のバイウイークの前に、レイダースにはテネシー・タイタンズ戦とカンザスシティ・チーフス戦の2試合が待っている。
もしバワーズがここで欠場した場合、レイダースはそれらの試合までに彼が十分な回復期間を取れることを願うしかないだろう。
ひとまず、チームは日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間6日(月)2時】に、敵地で3勝1敗のコルツと対戦する。
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