運動能力向上物質規定違反による6試合の出場停止処分を受け入れるFAのWRオデル・ベッカム
2025年10月08日(水) 11:25
フリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが『The Pivot Podcast(ピボット・ポッドキャスト)』で、リーグの運動能力向上物質規定違反による6試合の出場停止処分を受け入れたと発表した。
ベッカムは陽性反応が出た検査は昨シーズンに行われたものだと明かしている。ベッカムは2024年シーズンにマイアミ・ドルフィンズで9試合に出場し、キャッチ9回、55ヤードを記録した一方でタッチダウンは0回だった。
今回の出場停止処分は現地7日(火)にリーグのトランザクションワイヤで正式に発表されている。
「フリーエージェントのWRオデル・ベッカムJr.が@thepivotで、昨季のPED(運動能力向上物質)検査の結果として科された6試合の出場停止処分を受け入れることにしたと語った。ベッカムは故意にPEDを使用したことは一度もないと述べている。ベッカムは今季もプレーする意向だ」
Free-agent WR Odell Beckham Jr. told @thepivot he has decided to accept a six-game suspension for a PED test last season.
Beckham says he has never knowingly taken any PED. Beckham still plans to play this season.https://t.co/5EllAk9ZTB
— Tom Pelissero (@TomPelissero) October 7, 2025
ベッカムは8月に引退説を否定し、“まだ終わっていない”とソーシャルメディアに投稿。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは当時、ベッカムには複数チームから関心が寄せられていると報じていた。それらのチームはベッカムを獲得して起用するとしても、シーズン第12週まで待たなければならなくなっている。
32歳のベッカムはキャリア序盤から成功を収め、ニューヨーク・ジャイアンツに所属していた2014年から2016年には3年連続でプロボウルに選出された。
2019年のオフシーズンにクリーブランド・ブラウンズにトレードされたベッカムは、その2年半後にロサンゼルス・ラムズへ移籍。
ベッカムはラムズで復活を遂げてスーパーボウル制覇に貢献したが、その試合でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂してから本来のパフォーマンスを取り戻すのに苦戦している。
【RA】