バッカニアーズWRエバンスがライオンズ戦を途中離脱、脳しんとうと肩の負傷
2025年10月21日(火) 11:59
タンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスが現地20日(月)にデトロイト・ライオンズに敗れた試合の途中で、カートによってロッカールームに運ばれた。エバンスは脳しんとうと肩のケガを負っており、すぐに試合から除外されている。
ディープパスを追っていたエバンスは、ライオンズのコーナーバック(CB)ロック・ヤシンによって阻まれ、芝生に倒れた際に側頭部を地面に打った。第2クオーター残り5分で衝撃を受けた際、エバンスは意識を失っていた様子だった。
付き添われながらフィールドから歩いて去ったエバンスは、状態の確認を受けた後にカートで運ばれており、痛みを感じている様子を見せていた。
32歳のエバンスはここ3試合をハムストリングの負傷で欠場していたが、月曜日にはアクティブとなっていた。しかし、復帰はスナップ13回分しか続かず、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドのターゲットには4回なったものの、キャッチには至っていない。
エバンスが離脱したタイミングで、バッカニアーズは14対0からの巻き返しを狙う状況。レシービングの武器が1人減ったことで、試合はより難しいものとなった。新人WRのエメカ・エブカもハムストリングの負傷を抱えつつアクティブになっている一方、ベテランのクリス・ゴッドウィンは腓骨の負傷によって除外されていた。
6度のプロボウラーであるエバンスは今年に、キャッチ14回、140ヤードをマーク。キャリア開始から11年連続で1,000ヤード超えを達成するという偉業を果たしてきたが、その連続記録は3試合に欠場したことですでに危機にさらされており、今やその深刻度が増したといえる。ただし、別のケガから復帰したエバンスが新たに複数のケガを抱えていることから、バッカニアーズにとって今の最大の懸念事項はその長期的な健康状態となっている。
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