QBロジャースとの初戦ではなくスティーラーズとの試合に焦点を当てるパッカーズHCラフルアー
2025年10月21日(火) 14:25
シーズン第8週にはピッツバーグで興味深い対戦が予定されており、旧友の再会が話題になることは間違いない。
グリーンベイ・パッカーズはペンシルベニア州西部へ向かい、現地26日(日)に実施されるサンデーナイトフットボールでクオーターバック(QB)アーロン・ロジャース率いるピッツバーグ・スティーラーズと対戦する。ロジャースが古巣と対戦するのは、2023年にニューヨーク・ジェッツに移籍してから初めてだ。パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはスティールシティで待ち受けている状況を理解しているものの、ロジャースとの過去について語るつもりはない。
ラフルアーHCは月曜日に報道陣に対し、「私たちはたまたまアーロン・ロジャースを擁しているピッツバーグ・スティーラーズと対戦するだけ。それだけの話さ。そのあたりは君たちが話すことだ」と述べ、こう続けている。
「もちろん、私たちはアーロンを尊敬し、愛している。彼がここで成し遂げてきたことを見れば、殿堂入りは確実だ。共に過ごした日々の中で素晴らしい瞬間がたくさんあったのは確かだが、この試合には関係ない。ピッツバーグへ行き、サンデーナイトフットボールに臨む。うちの選手も相手も気合が入っている。これはグリーンベイ・パッカーズとピッツバーグ・スティーラーズの対戦だ。それ以外については君たちが話すことだ」
サンデーナイトゲームではすでに、パッカーズにまつわる興味深い再会ストーリーが1つあった。シーズン第4週に、ダラス・カウボーイズに移籍したばかりのディフェンシブエンド(DE)マイカ・パーソンズが古巣のパッカーズを迎え撃ったのだ。
その試合は40対40の引き分けで終わった。今回こそ勝利を目指しているラフルアーHCは、準備やゲームプランを構築する上でロジャースの存在が重要になることを理解しつつも、ロジャースがパッカーズの感情を煽る存在にならないことを期待している。
「たくさんの選手が彼と一緒にプレーしていたかどうかすら知らない。何人かはいるが、それは――君たちが話すことだと思う」とラフルアーHCは語った。
ラフルアーHCが述べた、ロジャースの最終シーズン(2022年)から現在までロースターに残っている選手の数に関する見解は概ね正しい。ロースターをざっと見渡すと、現在パッカーズに所属している選手のうち12人が2022年もチームに所属していた。現在のチームは、パッカーズが若手中心の将来へ向けてロースターを刷新する取り組みを象徴するものとなっている。
2022年当時、クオーターバック(QB)ジョーダン・ラブはロジャースのバックアップを務めており、ワイドレシーバー(WR)のロミオ・ドゥブスとクリスチャン・ワトソンは新人だった。ラインバッカー(LB)クエイ・ウォーカーも新人で、センター(C)のジョシュ・マイヤーズやエルグトン・ジェンキンス、DEラシャン・ゲイリー、LBアイザイア・マクダフィー、ディフェンシブタックル(DT)デボンテ・ワイアット、ガード(G)ザック・トム、オフェンシブタックル(OT)ショーン・ライアン、DEキングスリー・エナグバレなど、現在主力選手として活躍している選手たちも、2022年にはまだ新人契約でプレーしていた。
どちらかといえば、彼らのロジャースの記憶は、差し迫っていた変化や、ラブを中心とした新時代への移行を望む気持ちと結びついている可能性が高い。そうした日々は今やはるか昔の話だ。
それでも、試合前にはロジャースがグリーンベイで過ごした18年間、特にラフルアーHCの下でプレーした最後の4年間についての話題が必ず出てくるだろう。ラフルアーHCはそうした話題を無視し、2025年に最も重要なこと、つまり次の試合に勝つことに集中するつもりだ。
「毎週やっているように、自分たちの青写真について話すつもりだ」と語ったラフルアーHCは「ピッツバーグに乗り込むためのカギは何か。相手は素晴らしいフットボールチームだ。非常に厳しく敵対的な環境で、最高のプレーをするにはどうすればいいか。私たちはまだ最高のプレーを見せられていないのだから、やるべきことはたくさんある」と続けている。
【RA】