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元RBダグ・マーティンが拘束中に警察官と争った後に死亡、警察が発表

2025年10月21日(火) 15:37

ダグ・マーティン【AP Photo/Ron Jenkins】

オールプロに選出された経歴を持つ元ランニングバック(RB)ダグ・マーティンが、オークランドの住宅侵入事件を捜査していた警察官に拘束される際にもみ合いとなり、その後死亡した。警察が現地20日(月)に明らかにした。

オークランド警察が発表した声明によれば、タンパベイ・バッカニアーズで輝かしいキャリアを築いたことで有名なマーティンは、土曜早朝に逮捕された後、意識を失ったという。

マーティンは救急隊員によって病院へ搬送されたが、そこで死亡したと警察は発表している。36歳だった。死因は公表されておらず、アラメダ郡検死局が検死を行う予定とのこと。

警察は声明で、マーティンが住宅侵入事件に関与しており、警察が拘束を試みる際に“短時間のもみ合い”があったとしている。その他の詳細は公表されていない。

マーティンの家族は週末に声明を発表し、悲しみに暮れる中でプライバシーの尊重を求めた。

警察とオークランド市長は家族に連絡を取ったと述べている。

バーバラ・リー市長は月曜日に発表した声明で「NFLで輝かしいキャリアを築いたオークランド出身のダグ・マーティンが、土曜日の朝に不幸にも亡くなったことを深く悲しんでおります。彼のご家族と最愛の方々に心よりお悔やみ申し上げます」と述べた。

マーティンはボイジー州立大学で活躍した後、2012年NFLドラフトの1巡目(全体31位)で指名を受けた。ルーキーシーズンには1,454ヤード、タッチダウン11回を記録し、プロボウルに選出された。

2015年には1,402ヤード、タッチダウン6回をマークし、キャリア2度目のプロボウルとオールプロのファーストチームに選ばれた。

マーティンはバッカニアーズでの6シーズンとオークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)での1シーズンで、通算5,356ランヤード、タッチダウン30回を記録。キャッチ148回で1,207ヤード、タッチダウン2回とレシーブでも活躍した。

バッカニアーズは声明で「ダグ・マーティンが突然、予期せぬ形で亡くなったことを知り、深い悲しみに包まれております。ダグは私たちのフランチャイズに永続的な影響を与えてくれました」と述べている。

マーティンはチーム創設50周年記念事業の一環として、フランチャイズ史上トップ50選手の1人に選ばれた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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