現在もトレードを望んでいるレイダースWRマイヤース
2025年10月22日(水) 09:20
2025年シーズンが始まって7週間が経過したが、ラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)ジャコビ・マイヤースは今もなお、シーズン開幕前に出したトレード要求にチームが応じてくれることを望んでいる。
8月にトレード要求を拒否されたマイヤースは現地21日(火)、依然として移籍を希望していることを表明した。ただし、レイダースに残留する場合に騒ぎを起こすつもりはないとも改めて強調している。
『ESPN』のライアン・マクファデンによれば、まだトレードを希望しているのかと質問されたマイヤースは「ああ、もちろんさ」と答え、「でも、結局のところ俺はプロだ。とにかく良いプレーをしようとしているだけ」と続けたという。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはシーズン開幕直前、マイヤースがレイダースと契約延長で合意できなかったことからトレードを要求したと報じた。28歳のマイヤースは契約最終年を迎えており、今シーズンは1,050万ドル(約15億9,345万円)を得ることになっている。
ニューイングランド・ペイトリオッツの一員としてNFL入りし、キャリア7年目を迎えるマイヤースは、2024年にレイダースでキャリア最高のシーズンを過ごし、レシーブ数(87回)とレシーブヤード(1,027ヤード)でキャリアハイを更新した。
マイヤースは9月3日に報道陣に対応した際、トレードを要求したことを認めつつも、すべてを冷静に受け止めて仕事に専念すると話していた。
火曜日にも同様の姿勢を示したマイヤースは、11月4日(火)のトレード期限前に移籍する可能性について、次のように語っている。
「それについては自分ではどうすることもできない。もしここにいることになったら、ここにいるさ」
マイヤースはペイトリオッツとのシーズン初戦でキャッチ8回、97ヤードを記録し、好スタートを切った。しかし、それ以降は初戦ほどの成績を残せておらず、現時点の通算成績はキャッチ29回(チーム内1位タイ)で329ヤード(2位)、タッチダウン0回となっている。レイダースがシーズン第7週に完敗したカンザスシティ・チーフス戦には、つま先と膝のケガにより欠場していた。
チーフス戦での惨敗を受け、バイウイークを前に2勝5敗となったレイダースは、トレード期限に向けて売り手となることが予想される。マイヤースが移籍を希望していることや、双方が長期契約で合意に至っていない状況を考慮すれば、マイヤースをトレードするのは理にかなっていると言えよう。
レイダースのヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルとジェネラルマネジャー(GM)ジョン・スパイテックが取引を成立させられるか――そもそもそれを望むかどうか――は、これからの数週間で明らかになるはずだ。
【RA】