ニュース

レイダースにDEクロスビーをトレードする意思はなし、本人も残留を希望

2025年10月22日(水) 10:47

ラスベガス・レイダースのマックス・クロスビー【Michael Owens via AP】

7週間でわずか2勝にとどまったラスベガス・レイダースは、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区の最下位から抜け出せないでいる。それでも、ディフェンシブエンド(DE)マックス・クロスビーにはどこかに行く気はなく、それはチームとしても同じことだ。

レイダースとクロスビーが火曜日に会談し、チームはクロスビーに、よそのチームに出す算段はなく、今後もトレードをするつもりはないと伝えたという。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとジェーン・スレーターが報じた。クロスビーにもトレードの希望はないとのことだ。

予想通りではあるが、複数のチームがクロスビーに関心を持っていながらも、本人にはどこに行く気もないと、ペリセロとスレーターはつけ加えている。

28歳のクロスビーはこの競技でもトップクラスのパスラッシャーと見なされている。それは、レイダースが2019年NFLドラフトの4巡目でクロスビーという金脈を引き当てて以来、プロボウル選出4度、キャリア通算サック63.5回をマークするという実績によって証明済みのことだ。

クロスビーはこれまでに3シーズンで10回以上のサックを記録し、2025年にはサック4回、タックル28回、パスディフェンス5回と、キャリア初のインターセプトを決めた。

3月、クロスビーは3年1億0,650万ドル(約161億5,568万円)で契約を延長。

レイダースで7シーズン以上を過ごしているクロスビーにとって、ピート・キャロルは4人目の正規のヘッドコーチ(HC)だ。

シルバー&ブラックの一員となってから、クロスビーは毎年見事なプレーを見せながらも、一貫しているとは言い難い体制の中に置かれてきた。勝ち越しのシーズンは1度のみ、プレーオフ進出も1度のみだが、クロスビーは明らかにチームに身を捧げている。それはチームからクロスビーに対しても同じであり、波乱のシーズンにあっても変わらない。

【A】