2026年度プロフットボール殿堂入り選考で12名のコーチが次の段階へ
2025年10月22日(水) 14:23
『Visual Edge IT(ビジュアル・エッジIT)』が提供するプロフットボール殿堂の2026年クラスの選考においてコーチ部門の12名が殿堂入りに一歩近づいた。
殿堂のコーチ・ブルーリボン委員会は15名の候補者の中から、ビル・アーンスパーガー、ビル・ベリチック、トム・コフリン、アレックス・ギブス、マイク・ホルムグレン、チャック・ノックス、バディ・パーカー、ダン・リーブス、マーティ・ショッテンハイマー、ジョージ・シーファート、マイク・シャナハン、クラーク・ショーネシーの12名に絞り込んだ。
殿堂の規定により、コーチ・ブルーリボン委員会の委員は、選考プロセスのこの段階で12名の候補者に投票することが定められている。各委員は今月後半に追加の投票を行って候補者を9名のセミファイナリストに絞り込み、その結果は11月上旬に発表される予定だ。
コーチ・ブルーリボン委員会は11月中旬にオンラインで会合を開き、段階的な投票を経て2026年クラスの最終候補者1名を選出する。委員会は計9名で構成されており、そのうち7名は全選考委員会のメンバーでもあり、残りの2名はこの小委員会に限って投票権を持つ。
規約により、コーチ部門の候補者は、殿堂入り選考サイクルが始まった時点でプロフットボールから少なくとも丸1シーズン離れている必要がある。最後にコーチを務めたのが2024年シーズン以前だった人物が、2026年クラスの候補者としての資格を持つ。
2026年クラスの候補として残っている各コーチの簡単な経歴は以下の通りだ。
ビル・アーンスパーガー:NFLで長年守備コーディネーター(DC)を務めた。マイアミ・ドルフィンズで2度のスーパーボウル制覇を経験し、さらに2回のスーパーボウル出場(ドルフィンズとサンディエゴ・チャージャーズ)を果たした。ニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチ(HC)も務めた。
ビル・ベリチック:1975年から2023年までNFLで指導。ヘッドコーチとしてクリーブランド・ブラウンズ(1991年から1995年)およびニューイングランド・ペイトリオッツ(2000年から2023年)を率いた。通算成績は333勝178敗(プレーオフを含む)、スーパーボウル制覇6回。
トム・コフリン:NFLでヘッドコーチを20年間務め、ジャクソンビル・ジャガーズ(1995年から2002年)およびニューヨーク・ジャイアンツ(2004年から2015年)を指導。通算182勝(プレーオフを含む)を挙げ、ジャイアンツを2度のスーパーボウル制覇に導いた。
アレックス・ギブス:NFLの7つのチームで27シーズンにわたり、アシスタントヘッドコーチおよび/またはオフェンシブラインコーチを務めた。
マイク・ホルムグレン:1992年から1998年までグリーンベイ・パッカーズ、1999年から2008年までシアトル・シーホークスでヘッドコーチを務めた。パッカーズでスーパーボウルリングを獲得し、シーホークスのヘッドコーチとしてもう1度スーパーボウルに出場。通算成績は174勝122敗(ポストシーズンを含む)。
チャック・ノックス:1973年、1980年、1984年にNFL年間最優秀コーチ賞を受賞。ロサンゼルス・ラムズ、バッファロー・ビルズ、シーホークスのヘッドコーチとして22シーズンにわたって指導し、通算成績は193勝158敗1分(プレーオフを含む)。
バディ・パーカー:シカゴ・カーディナルス(1949年)、デトロイト・ライオンズ(1951年から1956年)、ピッツバーグ・スティーラーズ(1957年から1964年)のヘッドコーチを務めた。NFL制覇を2度達成し、通算成績は107勝76敗9分(プレーオフを含む)。
ダン・リーブス:デンバー・ブロンコス(1981年から1992年)、ジャイアンツ(1993年から1996年)、アトランタ・ファルコンズ(1997年から2003年)のヘッドコーチを務めた。通算成績は201勝174敗2分(ポストシーズンを含む)。
マーティ・ショッテンハイマー:ブラウンズ(1984年から1988年)、カンザスシティ・チーフス(1989年から1998年)、ワシントン・レッドスキンズ(2001年)、サンディエゴ・チャージャーズ(2002年から2006年)のヘッドコーチを務めた。通算成績は205勝139敗1分(ポストシーズンを含む)。
ジョージ・シーファート:サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチとして2回のスーパーボウル制覇を達成。49ersおよびカロライナ・パンサーズでの11シーズンで、通算成績は124勝67敗(プレーオフを含む)。
マイク・シャナハン:ロサンゼルス・レイダース(1988年から1989年)、ブロンコス(1995年から2008年)、ワシントン・レッドスキンズ(2010年から2013年)のヘッドコーチを務めた。ブロンコスでスーパーボウルを2度制覇し、通算成績は178勝144敗(プレーオフを含む)。
クラーク・ショーネシー:ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチを1948年から1949年にわたって務め、ワシントン・レッドスキンズ(1944年から1947年)とシカゴ・ベアーズ(1951年から1962年)でアシスタントコーチを担当。Tフォーメーションの近代化やその他の攻守の革新に貢献した。
殿堂入り2026年クラスの他の3部門――近代選手部門、シニア部門、貢献者部門――の絞り込み投票の結果も今週に発表される予定だ。今年の投票は、2019年から殿堂のパートナーである『Ernst & Young LLP(アーンスト・アンド・ヤングLLP/EY)』の監督の下で実施される。EYとの間で合意された手続きには、投票用紙の完全性の確認および殿堂理事会の規定に基づく投票集計が含まれる。
プロフットボール殿堂の2026年クラスは、最低4名から最大8名で構成され、選出された人物は来年8月にカントンで殿堂入りする予定だ。
【RA】



































