ワシントン・コマンダースはシーズン第8週に、スタークオータバック（QB）不在の状態でカンザスシティ・チーフスと戦うことになる。

現地27日（月）にワシントンが昨年度のAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）王者に臨む試合で、QBジェイデン・ダニエルズが欠場になる見込みだ。『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えている。ベテランのマーカス・マリオタがダニエルズの代役を務める。

ダニエルズは先週日曜日に、コマンダースが44対22でダラス・カウボーイズに敗れた試合の第3クオーター序盤にハムストリングを負傷。幸いにも“深刻な、もしくは長期におよぶ”負傷は回避できたと、コマンダースのヘッドコーチ（HC）であるダン・クインが月曜日に話していた。それを踏まえれば、コマンダースは長引いたり、状態が変わりやすくなったりする可能性のある負傷から回復する時間を取るべくダニエルズを戦線から退けることで、安全策を取っているようだ。

フラストレーションのたまるキャリア2年目のシーズンを送っているダニエルズにとって、ハムストリングの負傷は新たな問題となっている。2024年に攻撃部門最優秀新人賞に輝いたダニエルズは、膝の捻挫によって2試合を欠場（シーズン第3週と第4週）し、その回復に努めている間に、マリオタが先発ラインアップに加わった。ダニエルズが自分らしいプレーを取り戻し始めたそのときに、また別の負傷がこの進展を台無しにしている。

今季序盤、マリオタは2回の先発で1勝1敗をマーク。コマンダースがホームでラスベガス・レイダースを41対24で下した試合を率いた後、相手の本拠地で戦ったアトランタ・ファルコンズ戦では34対27で黒星を喫した。

全国のファンが見守る中、GEHAフィールド・アット・アローヘッド・スタジアムに立つとき、マリオタは2025年で最大の試練に直面することになるだろう。

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