次戦のセインツは「好きじゃない」と語るバッカニアーズQBメイフィールド
2025年10月24日(金) 14:14
クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールド率いるタンパベイ・バッカニアーズは、デトロイト・ライオンズに敗れた痛手を引きずりながらも、立ち止まっている余裕はない。次に待つのは、地区ライバルであるニューオーリンズ・セインツとの一戦だ。
メイフィールドは、現地26日(日)に仲間の海賊たちとともに“ビッグ・イージー”の愛称で親しまれる敵地へ乗り込む際、どんな戦いが待っているかを理解している。そして、そのライバルに対する強い嫌悪感を隠そうとはしなかった。
「セインツと対戦するとき、彼らのプレーがクリーンだったことは正直ほとんどない」とメイフィールドは水曜日に語っている。
「フィジカルな試合になるだろう。それが現実だし、地区ライバルなら当然のことだ。彼らのことは好きじゃない。それ以外に言うことはないね」
ワイドレシーバー(WR)マイク・エバンスを鎖骨の骨折で欠くバッカニアーズにとって、ニューオーリンズで待ち受ける試練はさらに厳しさを増す。もっとも、今季ここまで成功と試練が交錯するシーズンを過ごしてきたメイフィールドにとって、この状況は決して初めてではない。
メイフィールドは、トップレシーバーの役割を新人WRエメカ・エブカに託し、フィールドに立つ予定だ。水曜日の練習を欠席したWRクリス・ゴッドウィン(腓骨)に復帰の兆しが見えない中、残るレシービング陣をいかに活かすかがカギをにぎる。さらに、ランニングバック(RB)バッキー・アービング(足・肩)も依然として調整中だが、ガード(G)ベン・ブレデソン(肩)は制限付きながらも練習に参加した。
メイフィールドにとって、主力の離脱はNFLでは避けられない現実だ。
「負けるまでは、誰もそのことに文句を言ったり、不満を漏らしたりなんてしていなかった」とメイフィールドは言う。
「それがこの競技の性質だ。バイウイークまでは毎週試合があるのは分かっている。だから、その中でやりくりしながら前に進むだけだ。騒ぎ立てる必要はない。全員が分かっている。プレーするために、できる限り身体を整えて準備するしかないということを」
マンデーナイトで試合を行った5勝2敗のバッカニアーズは、1勝6敗のセインツとの対戦に向けて、休養と調整、準備のための時間が1日少ない。幸いにも、セインツも立て直しを図っている最中だ。彼らは“ウィンディ・シティ”ことシカゴでの一戦で、ターンオーバーが多発する展開の末にベアーズに敗れている。
メイフィールドは、デトロイトで味わったような敗戦の苦味も、1勝すればすぐに払拭できることを理解している。彼はチームメートたちが立ち直り、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の対決で最高のパフォーマンスを発揮することを期待している。
「そうだな、今回はサーズデーナイトの試合じゃないけど、間隔が短い週に試合がある時と同じだ。負けた時こそ、できるだけ早くフィールドに戻って気持ちを切り替えたい」とメイフィールドは話している。
「特に今の俺たちのようなチームなら、勝つために何をすべきかを全員が理解している。みんな正しいやり方で臨み、できるだけ早く立ち直って次に進んでいくさ」
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