ボルティモア・レイブンズのクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンの出場可否は、現地24日（金）に故障者レポートが公開された後も不透明なままだ。

ハムストリングのケガに悩まされ続けているジャクソンは、日曜日にホームで行われるシカゴ・ベアーズ戦に向けてクエッショナブルの指定となっている。ヘッドコーチ（HC）ジョン・ハーボーはジャクソンが3試合連続で欠場することになれば、タイラー・ハントリーがクーパー・ラッシュをおさえて先発を務めると述べた。

ジャクソンは今週、制限付きで練習に復帰し、金曜日にはフル参加とされている。

日曜日の試合におけるジャクソンの出場可否について尋ねられたハーボーHCは、「今後の状況を見て判断する」と返答した。

ジャクソンは9月28日に敗れたカンザスシティ・チーフス戦を最後に、試合に出ていない。レイブンズは日曜日の試合を前に4連敗中で、ジャクソンはそのうち2試合に出場していた。

レイブンズは2019年にジャクソンをフルタイムの先発として起用してから、ジャクソンが先発していない試合で5勝12敗となっている。

今シーズン、ジャクソンは4試合に出場して1勝3敗、パス95回中68回を成功させて869ヤード、タッチダウン10回、インターセプト1回を記録。また、キャリー21回で166ヤード、タッチダウンラン1回もマークしている。

ラッシュは直近2試合で先発を務めていた。今季は4試合に出場してきたが、パス52回中34回成功で303ヤード、タッチダウンなし、インターセプト4回と苦戦している。シーズン第6週に敗れたロサンゼルス・ラムズ戦では途中でハントリーと交代させられた。ハントリーは今夏、クリーブランド・ブラウンズから放出された後にレイブンズと契約したが、ジャクソンの控えを務めるのには慣れている。

ハントリーはキャリア全体で先発として5勝9敗の成績を残している。そのうち5試合は2024年にマイアミ・ドルフィンズで先発し、残りはそれ以前に所属していたレイブンズでジャクソンの代役として先発した試合だ。2021年から2023年にかけての先発成績は3勝6敗だった。

ジャクソンのケガの状況と出場可否はこの1カ月間、謎に包まれてきた。そしておそらく、日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間27日（月）2時】のキックオフ直前まで、その状況は続くだろう。

【RA】