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レイブンズRBデリック・ヘンリーがキャリア通算タッチダウンラン111回に、ウォルター・ペイトンの記録を越す

2025年10月27日(月) 10:56

ボルティモア・レイブンズのデリック・ヘンリー【AP Photo/Stephanie Scarbrough】

ボルティモア・レイブンズのランニングバック(RB)デリック・ヘンリーが“スウィートネス”ことウォルター・ペイトンの記録を塗り替えた。殿堂入りしたペイトンの元所属チームとの試合でのことだ。

ヘンリーは現地26日(日)、ビジターのシカゴ・ベアーズに30対16で勝利した試合の序盤でキャリア111回目のタッチダウンランを決め、ウォルター・ペイトンとの歴代5位タイを抜け出した。

ヘンリーは第4クオーターにも2度目のタッチダウンをマークし、この試合をキャリー21回、71ヤード、タッチダウンラン2回で終えている。

3週間前、ヒューストン・テキサンズに敗れた試合で、ヘンリーはキャリア通算110回目のタッチダウンランを記録。これでペイトンの記録と並んでいた。日曜日の試合の第2クオーターで2ヤードを走り、111回目を追加したヘンリーは、それによってペイトンの記録を上回っている。112回目は残り2分ほどの時点で、1ヤードのランによって記録している。

ペイトンが190試合で110回に到達した一方、31歳のヘンリーはテネシー・タイタンズとレイブンズで出場した141試合で同じ数字を達成。111回目を記録したのは143試合目でのことだった。

歴代記録でヘンリーの次の目標になるのは、エイドリアン・ピーターソン。ピーターソンはタッチダウンラン120回で史上4位につけている。

日曜日の試合を1万1,862ラッシングヤードで迎えていたヘンリーは、1万2,000ヤードを達成した17人目のNFL選手に近づいている。このマイルストーンに到達するために必要なのは、あと67ヤードだ。

2勝5敗のレイブンズとヘンリーは、2025年シーズンに困難なスタートを切っている。その中でも、5度のプロボウラーにして2度のラッシングチャンピオンは、自身のキャリア通算記録を伸ばし続け、これまでのキャリアがいかに見事なものであるか、そして、これから何が待ち受けているかを示唆していた。

「記録を更新!! キャリア通算タッチダウンラン111回。NFL史上、最多5位」

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