ボルティモア・レイブンズのクオーターバック（QB）ラマー・ジャクソンは先週に練習場に復帰した。

ヘッドコーチ（HC）ジョン・ハーボーは現在、シーズン第9週にマイアミ・ドルフィンズと対戦するサーズデーナイトフットボールでジャクソンがフィールドに復帰すると確信している。

現地27日（月）、ハーボーHCは「強く確信している。サーズデーナイトには出場することを見込んでいる」と報道陣に述べた。

レイブンズは月曜日にウオークスルーを実施。練習報告ではジャクソンをフル参加と記していた。

ジャクソンはシーズン第4週に見舞われたハムストリングのケガにより、直近の3試合を欠場している。金曜日にクエッショナブルとされたことから、日曜日にはシカゴ・ベアーズ戦に出場する可能性が高いと見られていた。

ジャクソンはバイウイークを経て復帰への期待が高まる中、最初の2日間は制限付きだったものの、金曜日にはフル参加と指定されていた。しかし、土曜日に試合から除外され、金曜日のステータスも最終的に制限付きに変更された。

バックアップQBタイラー・ハントリーが率いる中でベアーズに勝利した後、ハーボーHCは金曜日にスカウトチームで練習したジャクソンのステータスをフル参加としていたのは単純なミスだったと述べている。

レイブンズは2019年にジャクソンをフルタイムの先発として起用してから、ジャクソンが先発していない試合で6勝12敗となっている。

ジャクソンは今シーズンに出場した4試合で、戦績は1勝3敗にとどまったものの、素晴らしいパフォーマンスを見せており、パス成功率71.6％、リーグ最高のパス平均ヤード（9.1ヤード）、タッチダウン10回を記録した一方で、インターセプト1回に抑えていた。

レイブンズは1勝5敗と、フランチャイズ史上最悪のスタートを切ったものの、ベアーズ戦の勝利を受けて現在は2勝5敗となっている。そうした中で、ジャクソンもついに復帰を果たす見込みだ。

1970年のAFLとNFLの合併以降、1勝5敗のスタートとなったシーズンにプレーオフに進出したチームはわずか4つしかない。レイブンズは5つ目のチームになることを目指している。シーズン第9週に向けてジャクソンの出場が見込まれていることで、その見通しは間違いなく明るくなっているだろう。

【RA】