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ジェッツDTウィリアムス、RBホール、レイダースWRマイヤースにトレードの関心

2025年10月28日(火) 13:43

ニューヨーク・ジェッツのクイネン・ウィリアムスとラスベガス・レイダースのジャコビ・マイヤースとニューヨーク・ジェッツのブリース・ホール

NFLのトレード期限まで残り1週間となる中、予想されていた通り、ニューヨーク・ジェッツとラスベガス・レイダースに問い合わせが寄せられている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地27日(月)に報じたところによると、プロボウルに3度選出された経歴を持つジェッツのディフェンシブタックル(DT)クイネン・ウィリアムスと、そのチームメイトであるランニングバック(RB)ブリース・ホール、そしてレイダースのワイドレシーバー(WR)ジャコビ・マイヤースに多くの関心が寄せられているという。

ウィリアムスは11月4日(火)のトレード期限が近づく中で最も注目される存在になりそうだ。一方、マイヤースとホールのトレードはシーズン開幕前からすでにうわさされていた。

とはいえ、ジェッツがウィリアムスを手放すことを検討するには、非常に高額なオファーが必要になるはずだとラポポートは伝えている。

ラポポートによると、ジェッツがホールを移籍させる準備が整っているかどうかは不明だという。

シーズン開幕前にトレードを要求していたマイヤースは、通常通り仕事に専念する姿勢を貫いている。ラポポートは、レイダースがベテランWRタイラー・ロケットと契約し、ヘッドコーチ(HC)ピート・キャロルやクオーターバック(QB)ジーノ・スミスと再びタッグを組ませることで、マイヤースを放出する可能性が高まったと指摘。とはいえ、現時点でどうなるかは分からない。

ウィリアムスは前述の3人の中で明らかに最も優れた経歴を誇っている。

長らくジェッツ守備陣の中心的存在である27歳のウィリアムスは、直近の3年間で連続してプロボウルに選出されており、2022年には初めてオールプロにも選ばれた。キャリア7年目のウィリアムスは今シーズンの全8試合に先発出場し、早くもキャリア最多となる3回のフォースドファンブルを記録している。2026年は、現在結んでいる4年9,600万ドル(約146億0,530万円)の契約における最後から2番目のシーズンにあたるが、ウィリアムスが2027年シーズンを前にチームから離れる可能性はある。

2022年NFLドラフト2巡目でジェッツに指名された24歳のホールは、新人契約の最終年を迎えている。今季は8試合に出場して581ランヤードを記録。新人時代は俊足の選手として素晴らしい活躍を見せていたが、ケガでシーズン途中に離脱を余儀なくされた。4年目の今シーズンは苦戦が続いていたが、日曜日の試合では2回のタッチダウンランと1回のタッチダウンパスを決め、チームの2025年シーズン初勝利に貢献している。シーズン開幕前、ヘッドコーチ(HC)アーロン・グレンはホールを手放したくないと語っていたが、チームが1勝7敗でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)で15位という状況では事情が異なるだろう。

AFCの順位で言えば、2勝5敗の成績でバイウイークを迎えたレイダースもそれほど高くない。マイヤースはレシーブ29回で329ヤードを記録しているが、前回の試合は複数のケガを理由に欠場した。マイヤースは最近、現在もトレードに前向きだと語ったが、レイダースでの役割は忠実に果たしている。ホールと同様に契約最終年を迎えているマイヤースがトレードを要求したのは、契約延長の望みがかなわなかったからだった。AFC西地区で最下位に沈むレイダースが、ヘッドコーチとクオーターバックになじみがあるロケットを獲得した今、チームとしてトレードの問い合わせに応じると考える方が自然だと言えよう。

ジェッツの2人の主力選手やマイヤースが移籍するかどうかは、来週になれば明らかになる。

【RA】