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【2016年第12週】連敗ストップでパッカーズがプレーオフ進出の希望をつなぐ

2016年11月29日(火) 14:29

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Michael Perez】

現地28日(月)、第12週のマンデーナイトフットボールとなるグリーンベイ・パッカーズ対フィラデルフィア・イーグルス戦が行われた。クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースを筆頭にパッカーズ攻撃陣が本調子を取り戻し、27対13でイーグルスを下して4連敗をストップさせたと同時にプレーオフ進出の希望をつないだ。

パッカーズ攻撃陣は立ち上がりからロジャースの素早く正確なパスで簡単に敵陣までボールを進め、最後はワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスがエンドゾーンでロジャースからの12ヤードパスをつなげて先制タッチダウン。イーグルスQBカーソン・ウェンツも負けじとWRドリアル・グリーン・ベッカムへの24ヤードパスなどでエンドゾーン付近まで攻め込むと、自ら1ヤードを走りエンドゾーンへダイブしてタッチダウンを奪い取ってみせる。

ロジャースはその後も好調をキープし、第1クオーター終了直前にはWRランドール・コブへの11ヤードパスを決めて敵陣20ヤード地点まで進む。勢いそのまま第2クオーター最初のプレーでは、ディフェンスに密着カバーされているアダムズに対してロジャースが完璧な20ヤードパスを通し、パッカーズが再びタッチダウンを成功させてリードを奪った。対するイーグルスはその後、自陣エンドゾーン付近からウェンツがWRジョーダン・マシューズに20ヤードパスを出してセーフティを逃れると、ウェンツは自らの足で17ヤードを稼ぐなどしてオフェンスのリズムをつかむ。最終的にドライブの最後はフィールドゴールを成功させ、スコアを14対10として後半に突入。

ここまで順調だったウェンツだが、第3クオーター序盤にフリーセーフティ(FS)ハハ・クリントン・ディックスにインターセプトを決められ、得点のチャンスを棒に振ってしまう。直後にパッカーズ攻撃陣は、ロジャースからアダムズへの超人的な50ヤードパスで一気に敵陣深くまで進入し、フィールドゴールを成功させてリードを7点に広げた。イーグルスも以降はウェンツの短いパスなどでフィールドゴールレンジまで攻め込み、着実にフィールドゴールを返して反撃に出る。

パッカーズは第3クオーター終盤に、WRジョーディー・ネルソンがロジャースのパスを倒れながらもキャッチして敵陣へと攻め込み、同ドライブの最後はフルバック(FB)アーロン・リップコウスキーがエンドゾーンに押し込んでタッチダウン。この時点で11点差をつけてリードを奪う。対照的にイーグルスは試合終了まで序盤の勢いを取り戻すことができなかった。パッカーズは第4クオーターにダメ押しのフィールドゴールを決め、最終スコアを27対13として試合を終えている。

パッカーズQBロジャースはパス39回中30回成功、313ヤード、2タッチダウンと文句なしの活躍でチームの勝利に貢献。本調子を発揮したロジャースの好ターゲットだったWRアダムズはレシーブ5回、113ヤード、2タッチダウンをマークしている。WRネルソンもレシーブ8回、91ヤードの結果でロジャースを助けた。

対するイーグルス新人QBにウェンツはパス36回中24回成功、254、0タッチダウン、1インターセプト。イーグルスはこれで2連敗となった。