モートンOCとプレーコールを交代したキャンベルHCがライオンズを勝利に導く
2025年11月10日(月) 14:34
ダン・キャンベル率いるデトロイト・ライオンズが、連敗を喫することはない。単純に、そうなのだ。敗北した後は勝つという、3年以上続いているこの流れを維持するべく、キャンベルヘッドコーチ(HC)は現地9日(日)に老眼鏡を身に着けてプレーシートを見つめ、攻撃陣を率いている。
攻撃コーディネーター(OC)ジョン・モートンではなく、キャンベルがプレーコールを担った試合で、クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフは320パスヤードとタッチダウン3回をマークし、ランニングバック(RB)ジャーマイア・ギブスは3度エンドゾーンに到達。ドナルド・トランプ大統領の前でライオンズが44対ワシントン・コマンダースを下した試合で、ギブスは142ヤードを走破した。
「彼がやるのは久しぶりだったけど・・・最高だったよ」とゴフはコメントしている。ゴフはパス33回中25回成功、インターセプト0回をマークする傍ら、ギブス、アモン-ラ・セント・ブラウン――セレブレーションで“トランプダンス”を披露――、ジェイムソン・ウィリアムズにタッチダウンパスをつなげている。
「彼はただ意気を上げるだけの人じゃない。ものすごく賢いんだ」とゴフは続けた。
前半の途中に到着したトランプ大統領は、スイート席から試合を見守った。アメリカ大統領がレギュラーシーズンのNFLゲームを現地で観戦するのは、1978年以来のこと、そして、史上3度目のことだ。そんな中、まず22ポイントを築き上げた6勝3敗のライオンズは、そこから決して振り返ることはなかった。
ライオンズは最初の8回のポゼッションのすべてで得点している。
キャッチ6回、119ヤードを記録したウィリアムズは「ダンと、彼の試合のコントロールは素晴らしかった」と言う。
「彼がメガネをかけているのはちょっとおもしろかったね。いつもとは違うでしょ」
キャンベルが現職に就いてから2シーズン目に始まった記録を守るには、十分すぎる結果だった。この記録は、NFLで最長の記録でもある。ライオンズは2022年10圧に5連敗から脱して以来、レギュラーシーズンに2連敗を喫したことがない。
前戦でミネソタ・バイキングスに27対24で敗れた際の散漫なパフォーマンスを受け、キャンベルは攻撃のあり方に変更を加えることを決意した。
「ただ、何かちょっと違うことをやろうと思ってね。プレーコーラーを変えれば、もうちょっとリズムに乗れるかもしれない」とキャンベルHCは述べている。
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