ジャイアンツの次戦はQBウィンストンが先発の見込み、QBダートは脳しんとうプロトコル中
2025年11月13日(木) 08:50
ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールの解任に続き、ニューヨーク・ジャイアンツには変化が生じている。
暫定ヘッドコーチのマイク・カフカが現地12日(水)、クオーターバック(QB)ジャクソン・ダートがリーグの脳しんとうプロトコルに入っているため、日曜日に行われるグリーンベイ・パッカーズ戦ではジェイミス・ウィンストンが先発すると発表。ラッセル・ウィルソンがバックアップを務める。
今回の動きは、ダボールが月曜日に解任されたことを受けて暫定ヘッドコーチに就任したカフカが初めて実行した調整だ。カフカは2022年からジャイアンツの攻撃コーディネーター(OC)を務めていた。
ウィンストンがウィルソンを抑えて2番手QBの座をつかんだことは水曜朝、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロによって最初に報じられた。
カフカはタイトエンド(TE)コーチのティム・ケリーが攻撃コーディネーターに昇格したことも発表している。
「ジェイミスはここに来てからずっと素晴らしい仕事をしてきたと思う。うちのクオーターバック陣はみんなそうだ」と述べたカフカはこう続けた。
「クオーターバック陣には強い信頼を寄せている。ここに来てからほぼ毎日、ずっと顔を合わせてきた。彼らのことはよく分かっているし、ジェイミスはきっと大活躍してくれるだろう。彼は素晴らしいリーダーで、このリーグで多くの実績を残してきた。間違いなくチームをうまく導いてくれるはずだ」
ウィルソンはシーズン開幕時に先発に指名されていたが、3試合を経てベンチに下げられ、ダートにその座を譲ることになった。そのウィルソンはカフカの就任に伴い、3番手QBに降格している。
ベテランQBのウィルソンは先週日曜日に敗れたシカゴ・ベアーズ戦で、脳しんとうを起こしたダートに代わって第4クオーターに出場。最初のドライブではチームをフィールドゴールドライブに導き、相手との差を10点に広げるのに貢献したが、その後の3回の攻撃は得点に結びつけられなかった。
ウィルソンはリリーフとしてパス7回中3回を成功させて45ヤードを記録したが、ジャイアンツはベアーズに10点差をひっくり返されて敗北。これにより、2025年シーズンの成績は2勝8敗となった。
ダートはシーズン第4週に先発の座をつかんで以来、初めて欠場することになる。ドラフト1巡目指名を受けたダートは先発した7試合で1,417パスヤード、パサーレーティング93.5、トータルタッチダウン17回(パス10回、ラン7回)を記録し、ジャイアンツ攻撃陣に活気をもたらしてきた。
今季これまで3番手QBとされてきたウィンストンは、日曜日に初めてジャイアンツのユニフォームを身にまとい、シーズンデビューを果たす。現在31歳のウィンストンは昨シーズン、クリーブランド・ブラウンズの一員として12試合に出場(うち7試合に先発出場)し、2,121ヤード、タッチダウン13回に対してインターセプト12回という成績を残した。
【RA】



































