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QBジョー・バロウの練習復帰で終盤戦に期待高めるベンガルズ

2025年11月17日(月) 15:52

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【Kara Durrette via AP】

シンシナティ・ベンガルズは厳しいシーズンを送っている。オフシーズンに起こった守備コーディネーター(DC)の交代劇によっても問題が解決したわけではなく、攻撃と守備の両面で、トップ選手たちが負傷してきた。フラストレーションの募る状況が続いている。

しかし今週は、ここしばらくの間で初めて有望な兆候が見えている。

フランチャイズクオーターバック(QB)のジョー・バロウが21日間の練習期間をスタートして練習場に戻り、サンクスギビングデーに組まれたボルティモア・レイブンズ戦、もしくは、12月7日(日)のバッファロー・ビルズ戦の復帰を視野に入れているのだ。

バロウが周囲の人に説明した内容からすると、本人はチームの戦績を問わずに復帰するつもりのようだ。16日(日)のピッツバーグ・スティーラーズ戦を迎えた時点で、ベンガルズは3勝6敗をマークしていた。ベンガルズはこの試合を落とし、3勝7敗となっている。

ベンガルズがこのまま負け続けるなら、チームが介入してバロウの復帰を止めることがあるのだろうか? その可能性はある。しかし、バロウ本人はプレーを希望している。

そして、これを聞いても誰1人驚かないだろうが、バロウは練習で素晴らしいパフォーマンスを見せた。

ヘッドコーチ(HC)のザック・テイラーは水曜日に「感心したと言うつもりはない。あれがいつも通りの彼だからね。だが、彼は本当にシャープだった」と話していた。

バロウはパススケルトンの練習に加え、7対7の練習も行った。その様子を見ていた人物によれば、バロウはいつものようにパスを決めていたという。練習にフル参加する許可はまだ出ておらず、復帰に関しては医療上の許可次第というところが大きい。

バロウの存在に、選手たちは興奮していた。特に、先週にバロウが戻って来ることを全員が知っていたわけではなかったため、その興奮は大きかった。バロウはチームと行動を共にし、ミーティングにも出ていたものの、リハビリはチームメイトとは離れたところで行われることが多い。だからこそ、バロウが練習場に現れたときには歓声が上がっていた。

バロウのリハビリがフィールドに移っていく中で、その興奮は続くだろう。情報筋によれば、復帰がどの時期になるにしろ、バロウはかかとに金属のプレートを入れ、可動域に制限がある状態で復帰することになりそうだという。バロウとチームには通常のプレーブックを調整する必要があるだろうが、バロウが帰ってくるなら、その価値はある。

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